すべての太刀魚ファンに捧ぐタチウオ専門WEBマガジン

  • follow me

思い通りには行かない深場の釣り。 洲本沖にて  ☆第15戦☆

ある日の電話で・・・・近所のスーパーへサンマの注文。

私:「新物のサンマは小さいので、大きな解凍サンマ20尾お願いします。」

店員さん:「ハイ、取り置きしておきます。」

私:「トレイに入れて冷凍庫で取りに行くまで保管していただけますか?」

店員さん:「一度解凍したものは冷凍にはしない方が美味しく頂けますので、それはお勧めできません。」

私:(店員さんがビックリするのを承知で)「いえ、食用ではないので大丈夫なので冷凍でお願いします。」

店員さん:「あ!!タチウオ釣りで使うのですか??」

私:店員さんをビックリさせるつもりが・・・私がビックリ(;´・ω・)「え??何故分かったのですか?」

どうも 山口です。 ながっ (;´・ω・)どうやらこの時期、サンマとキビナゴの注文がやたら多いらしいです(笑)

2017タチウオキングバトル予選会も始まり、先日の惨敗に今後の予選会が不安いっぱいですが・・今日も行ってきました。今回は泉南・樽井港の八千代丸さん(←リンク有り)から出船。

神戸沖、洲本沖とどちらも甲乙つけがたいですが、今回は洲本へ行きましょう!という事になり、久々の洲本沖へ。約一時間の船旅で洲本沖へ到着。何となく凄く久しぶりな気がします (笑)。私の中では現在、予選会モードでタックルもどうすれば予選会で最大限のポテンシャルを発揮できるか?を考えています。いつものテンヤは既に研ぎ上げ、予選会用に準備しているので、今日は2軍選手の登場です (笑)

このテンヤ君達は、何度も研いだので針先が短くなったり、また最近使用しないので家で充電??させていたテンヤです。今回はメインで使用。今日の私の目的は、釣り上げるのが目的では有りません。あくまで魚の動きを掴み、また先日の予選会での待ちの釣りと掛ける釣りを使い分けるか?という所でしょうか。まぁ文章にすると格好は良いですが、要するに「釣りに迷いが生じてるのです (笑)」

6時50分 洲本沖の水深91mで釣り開始!!

洲本の深場・・・(神戸とは違いこちらのポイントは比較的3ケタの水深に近いポイントが多い)結構厄介なんです。若干の潮よれ、特にタチウオのポイントとなる場所は、本流でも潮のゆっくりとしたヨドミのような場所での釣りも多い。少しずれるだけで方向が変わったりと。なので、洲本の深場は潮よれによる、当たりの取りずらさを如何に克服するかがカギになる事も多いです。

今日は朝一番から結構な2枚潮、船長も一生懸命ポイントを探してくれたり、釣りにくそうにしていると直ぐにポイント移動。2流し目、水深83m。底から23mで、ボヤ――ンとした重み。「んんん?アタリか?」とフッキングするとノッテマス 汗。潮のヨレから、上げてくるも重いです。相当な竿とリールへの負担。上げてみると サイズは小さいのに。その後も時折当たり有り。

上潮も走り、テンヤがやたら重く感じる時も有れば、逆に軽く感じたりと不安定。こういう時、どうすればよいのか??私はある程度アタリの棚まで落としたら、リールを止めて巻かずにラインが自分の方向に戻ってくるのを待ちながら当たりが有れば、即フッキング。俗に言う「カーブフォールみたいな状態」です。しかし今日はなかなか手前に戻らず、重みの抜ける当たりも有ったりと厄介です。フッキングが決まりません。

こういう時期には毎年、私は速めの微速巻きを入れながらの誘いをワンピッチの誘いを・・。横の方は素早い誘いと短いステイで、絶えずテンションを保っているようで次々とター様捕獲しておられます。やる気スイッチの入ったター様のみを釣っているようにも思えます。

この辺りの選択が大きく釣果を分ける事も多く、悩ましいのです。先日の予選会に私には衝撃的な待ちの釣りを展開して、ダメなりにでもそれなりの釣果が有り、さてどうしたモノかと・・・・。変に選択肢が増えると、悩みます(笑)

しかしこの辺りがこの釣りの面白い所でも有ります。二枚潮の影響でラインも右へ左へと行き、アタリもおかげで非常に分かりづらいですが、そこはタックルの力でカバーです。極鋭タチウオテンヤSPは、こういう洲本沖では抜群の竿です。それでも、ラインから来る感覚は「グニャー」といつもとは違う感覚です。

そして、フォールをさせれば またこの子が・・・・(笑)

このシマフグ、本当に大きかったです。おそらく私が釣り上げた中では 最大だと思います。肉厚でしたが・・・・私は調理免許がないので船長宅にお渡ししました。いや~本当に大きかった。横の釣り友の生簀に無理矢理突っ込み 最後まで生きているという生命力の強さにも驚きました。

しかし、その時は突然来ました。なんと突然ター様のスイッチが入ったかのような当たりの連発。10時30分頃から・・・底から約30mぐらいの幅を持って当たってきます。それも「ゴツン、ゴツン」と・・・しかしラインが斜めに入っているのでフッキングが決まりません。ですので、当たりの時にラインに強めのテンションを掛けて重みを感じたら、強めのスイープで合わせるような掛け方で連発ゲット。

今日イチのアタリです。凄かった!!でも一流しで、そのアタリも消えうせました。船長に「さっきのアタリは何やったんやろ~」と問いかけるしか私にはできません。「潮がどんどん速くなってきたし・・・・」。ちょっと最後にアカマツ行きましょ~と約10分強の移動です。

行くと、アカマツには遊漁船、プレジャーがいっぱいです。

船長「これ、朝からずっとアカマツから移動してないらしいし、もしかしてめっちゃ釣れたのかも?」

私「ええ~ 今アカマツってそんな釣れるの??」

船長「そういう時も有ります、ストックが有れば放出しますよ」

・・・・・帰って、そのアカマツにいた遊漁船のHPを見ると・・・船長 BINGOでした (笑)(笑)(笑)アカマツ、爆発したようです。

 

でも、私はいつも思います。こうやって現在、すぐにネットにて本日の釣果情報が直ぐに手に入ります。それによって釣り人、船宿さんは一喜一憂を繰り返す傾向にあります。でも、私的には、釣果が仮に他より低くても釣りをしている時間が楽しければオッケーだと思います。私は釣果で生活している訳でも有りませんし、週末の余暇をトータルバランスで楽しめれば最高です。今日も結局、23尾を釣らせて頂きましたし、私的には大満足。今日は潮もおかしく、ベイトを探して長い間の場所移動も有りました。どこかええとこないかな~と船長も知識と経験から来る漁師の勘でウロウロ!!本当にお疲れ様でした~。

今日も難しい一日でしたが、思いっきりテンヤタチウオ堪能致しました~今日の棚水深比9.10八千代丸19中潮(←リンク有り)

やっぱり 釣りって最高ですね!!

 

 

山口 武久 投稿者の記事一覧

大阪湾のテンヤタチウオをこよなく愛し、即掛けスタイルを得意とする超マニアックタチウオハンター。大阪湾タチウオKINGバトル2014決勝大会3位入賞、2013年度、2015年度、2017年度、2018年度ファイナリスト。2018タチウオ甲子園(数部門)準優勝

関連する記事