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大阪湾タチウオテンヤ 当たりの質が変化を遂げようとしています。

最近の釣行時は釣場へ向かう車中で、mr.childrenの「hanabi」を聞き、涙を流しながら運転する山口です ww。

7月初旬から、私は大阪湾イチの人気者のタチウオのター様を追いかけ出し、早いもので既に6回目の釣行。5回目までの感想は、アタリは有っても追いが弱く、針がかりも浅くバラシやすい。ただ、掛けるのが楽しい・・・そんな感覚です。今日こそは!!と気合いっぱい。

しかし、今回お世話になった泉南樽井港の八千代丸さん(リンク有り)に到着すると・・・・大雨。その上、雷も・・・・・。若船長、大船長と相談の結果、安全に配慮して待機することに。おそらくみんなの鼻息が荒過ぎるので、神様が「ちょっと落ち着け」と言ってくれたのでしょうね。

・・で神戸沖へ。7時30分頃到着、雨は完全に止んでいます。ホッと一安心!水深65mで釣り開始です。

イワシも良さそうですが、朝から船長と話していると深場からの駆け上がりを狙うようなので、餌持ちの良さを重視してサンマonlyです。深場のフッキングミスの仕掛けの上げ下ろしは・・・・精神的にしんどいですので。

第一投目、横の釣り友がフォール中に40m付近で当たったと・・・。朝の雨の影響で浮いているのか??私は今日は底で当たる!と予想したので朝一でも珍しく底取をしてから開始したのに・・・。私には1流し目アタリも有りませんでした (;´Д`)。ちなみに今日の私の目標は・・・「釣りすぎて、魚の重みで船を沈めたる!」です(笑)帰りの車は重すぎて、車のブレーキが掛からなかったらどうしよう?と思ってたのに・・ちょっと雲行きが怪しいです(;´・ω・)

8:04 船は深場へ・・・水深85mで底からいつもの1.5mを3回に分けて竿を上下させての誘い。ただ、今日は誘いのスピードは少し速め、ステイの時間は短めです。誘いを2セット行い、ステイで小気味良い「ココン」と言うアタリ、ゆっくり微速巻きを加えると・・・・綺麗な反動は有りませんが、完全にテンヤを持ってると確信できる若干の重み。当然フッキングです。

直ぐにまた5分後、今度は底から1m・・・。今度も勢いは感じない追いですが、テンヤについて来る。それも底べったりでのアタリです。イメージ通り。当たり的には先週までの気難しいアタリと同じです。でも横を見ると・・・激しい誘いを掛けておられます。でも普通に釣れてます。船中、にぎやかになり出しました。

・・・で今日のポイントはココからでした。9時過ぎからです。水深88m、底から4m。相変わらず底で当たります。その上・・・一度当たってから、次の誘いへと移行しようとすると・・・なんとラインが切れたかのようなテンション。巻いても巻いてもノーテンション。そうです、既に勝手に掛かって上へと走ってます。

約1.5時間ずっと、フッキングのタイミングなど気にしなくてよい展開です。「ゴンッ」→「ファ~~~ン」の繰り返しで、上げる度にラインチェックすると傷がいっぱいです(;´・ω・)。大阪湾イチの人気者 タチウオのター様は、今日は本気モード全開のようです (笑)

正直、テンヤの種類など関係なくター様、狂ったように当たります。まぁぁ・・・・・正直・・・贅沢な悩みですが・・・あまりに簡単過ぎて・・・もうええって!と突っ込みたくなるぐらいです(笑)完全にアタリの質が変化しています。ゲーム性は少し低いですが(掛ける楽しみが少なく)、ター様の覚醒モードのおかげで船中大忙し・・・・。明らかに群れのド真ん中に入ってる・・・「船長、やりました!!ええライン乗った!!」

無線で他の船の状況が入って来るが「あかな~(和歌山弁??)」と言ってる様子です。ちなみにこの船の周りには、全く他の船は居ません。船長笑いが止まらない様子ですwww。しばらくすると・・・・周りに船団がいっぱい (笑)。でもこれが漁師仲間のつながりで、私は良い事だと思います。

船長が隠し撮りしてくれました~笑。船長曰く「バックが青空だったら最高のショットやったのに」と・・・。ちなみに上着の扇風機付きの空調服最高に涼しいです。マシュマロみたいに膨らんでますが超快適です。釣り具のメーカーでオシャレな空調服を開発したらバカ売れするのではないでしょうか??ちなみに私は釣りの最中は、自分の周りに色んなものを置きすぎて、隙間で釣りをするのが癖なんです(笑)。

船中、みんながアタリ連発!!カツオの一本釣り状態(笑)しばらく今季初のパラダイスtimeを堪能しました。棚の幅も約20mぐらい有るようですが、私的には底付近が一番釣りやすかったので、底釣りをしたのですが・・・今日はなぜかリズムが悪く、波に乗れない感じです。深場で釣りをすると、どうしてもフォールの時間が長くなり、自分のペースを作るのが難しいです。その上、フッキングミスをすれば、食いが激しいだけに餌の消費も強烈で、上げ下ろしの度に効率はどんどん下がって行きますが、今回はアタリと追いを堪能できたので大満足です。

しかし、10時30分ぐらいからアタリ激減(海峡筋の転流時間)。今までのパラダイスが嘘のように渋々の状況に・・・・。でも一日中、釣れる方がオカシイのです。こうして好、不調の波が有るから釣れる時に集中しないとダメなのですが、好調の時って、つい雑な釣りを展開してしまう自分がいます。

 

終了直前にプチ時合いに入り、数尾のター様を追加で22尾で納竿でした。やっぱり釣りって最高に面白い!!です。いつも、つい釣り上げた匹数に気が行ってしまいがちですが、一尾一尾の出会いを大切に、自然の恵みに感謝しないと・・・と思います。そういう釣り人になりたい、心からそう思います。

でも・・・・もっと釣りたいッ (笑)  欲って怖い・・・・ブルブル(;´Д`)

7.30八千代丸6小潮(棚水深データ リンク有り)

今回の釣りで感じたのは、間違いなくター様の本気モード突入です。今回はター様の男の本気(メスも居ましたが・・・)を見せて頂きました (笑)

8/1には今季のタチウオキングバトル2017の全貌が発表されます。私もワクワクが止まりません。

 

 

山口 武久 投稿者の記事一覧

大阪湾のテンヤタチウオをこよなく愛し、即掛けスタイルを得意とする超マニアックタチウオハンター。大阪湾タチウオKINGバトル2014決勝大会3位入賞、2013年度、2015年度、2017年度、2018年度ファイナリスト。2018タチウオ甲子園(数部門)準優勝

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