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テンヤタチウオにおける『縦の釣り』と『横の釣り』 in 洲本沖 第28戦

私、とうとうキングバトルファイナルの夢を見ました(笑)内容は取りあえず伏せておきますが・・・ファイナルが終わった時点で機会が有ればまた発表させてくださいませ(笑)、山口です・・どうも(*・ω・)/ハーイ

とうとう、産卵後の回復組が釣れ出して、潮の良い日には大爆釣・・・なんて季節になりました。釣れて来るタチウオも身が薄かったり、肌がシワシワだったりする個体があがって来るのも特徴です。でも年末に向けて、タチウオ様の活性も上がって行く途中・・・です。今回の釣行は11/29(水)。前日はなんと午前便で一人50尾を越える釣果も飛び出し、急に予約が殺到した船宿様も多いと思います。商売繁盛でバナナ持ってこーーい(笑)

今回は泉南岡田浦港の湊丸さんにお世話になりました。(リンク有り)

もちろん、昨日のスーパー爆釣劇のおかげで予約殺到12名満船の出船です。本日は私の以前の職場でお世話になった方を私とタテポンでサポートしながらの釣りになりました。初めて船タチウオをするには、今日ほどの良い日は無いでしょう~。そんな一日でした。6時出船(10中潮)。

今日は最近になく、朝から気温も高く過ごしやすい。そして綺麗な朝日に爆釣祈願です。とりあえず、アレ?行っときましょ~という事で・・・・爆

バナ電でタチウオ様に今日のご機嫌を伺いながら、期待いっぱいで洲本沖へ・・・・。

そして7:06洲本沖、水深95mで釣り開始。ご一緒した初タチウオの方に簡単な釣り方を説明していると、後ろで早速タテポンの電動リールの音が・・・早過ぎっ。そして私のその後、今朝は少し思う所が有り、底から丁寧に・・・ただ速めの誘いでター様の反応を確かめてみます。

7:13 底から11mで、アタリは小さいが綺麗な『コンッ』のアタリ。即合わせすると・・・ノッテマス(笑)簡単に一尾目get。その後も次々と当たってきますよ。でもアタリは有るのに掛けれない・・・・。コンコンコンコン来るのに(;´Д`)

でも、さすがの極鋭・・・・メタルトップはやっぱり高感度。いつもながらにこういう時は感心します。初タチウオの方には、73調子の柔らかめのロッドを使って頂いたのですが・・・早速水中に竿が突き刺さっています。「巻いてたら来たらしい」です。見ていると、やはり最初の方はみなそうですが当たると、巻くのを止めます・・・そのままずっと 汗。コレは船タチウオにおいては決して得策では有りません。当たった時こそ、巻くのです。そして、次のアタリを出しに行く。アタリを待つのではなく、アタリを取りに行くのです。

何度も「巻いてくださ~い、巻いてくださ~い」と言ってると、次々に釣れ出します。私もホッと一安心で自分の釣りを展開。

朝方はアタリは多いのですが、今日のタチウオ様は餌を持つ時間が短く、追いも有るのに食い込まない・・・。餌を持って首を振ったりは全くしません。こういう時は、いつものジャーク&ステイで掛けていくのか?それともラインテンションをキツメに保ち向こうからのアタックによる取っ掛かりを作るのか?少し難しい選択です。私は追いは有るのでジャーク&ステイでステイ中のアタリを無理矢理掛けていく作戦に・・・・。でもフッキング率が超低い。空振り連発のブンブン丸です。恥ずかしいので、フッキンングミスをすると「今のは誘いやでーー」みたいなどや顔で対応します(笑)。

最初の一流し目5尾。あのアタリの多さなら10尾ぐらいの釣果が有ってもおかしくない・・・そんな高活性でした。でも本当にテクニカルで面白い。正直バンバンと勝手にテンヤを持ち逃げするような当たりより、こういう状況こそ楽しいのです。「うぁ〜」「よっしゃ~」「あかん、バラシタ」などいろんな声が聞こえて来ます。

私は、反射食いを狙った誘いと、当たればナチュラルに追わせるために誘いを変えたりと色々と試しながらの拾い釣りです。でもサイズが小さい。

そして船は更に深場へ・・・水深109m。

探見丸にはこんな風に90mラインに何やら怪しい反応が・・・・見えにくくてスミマセン。見た瞬間・・・絶対いけると思いました。そして100付近から誘いを開始。90mで1発目のフッキンングでGET。

餌を付け替えて、91mに到着したらすぐにstop。最初の投入時はラインが必ず斜めに入りstopさせると、40号のテンヤの重みで自分の真下に戻ってこようとします。約10秒ぐらい今回は掛かりました。普段なら早く真下に戻したいので直ぐに誘いを入れますが、今回はその斜めになったラインを利用して真下に戻るまでの『横の釣り』を展開。俗に言う『カーブフォール』状態を作ります。今回の棚水深比のブルーに色付けした場所が『横の釣り』で釣った魚です。本日の棚水深比→11.29湊丸10中潮(リンク有り)

一般的に、テンヤタチウオのようなオモリと針が一体化した仕掛けのような釣りは、軽くトローリングのような状態を作ると良く釣れます。普段の誘い、そしてリールで巻くと『縦の釣り』に必然的になりますが、こういったファーストフォール時のラインの傾きを利用したり、船が押したりした時のラインの傾きを利用すると、横の釣りが展開できます。これが有効な場合も多い。またこのテクニックは、鯛ラバなどにも同様の事が言えます。

テンヤタチウオにおいてはこのピンスポットのような棚を横方向に一定時間トレースする事により、その棚の魚を効率的に釣る事も可能です。それも言わば、止めるだけの誘いナシ状態ですよ(笑)。それが誘いなんです。そして、止めた時には既に即合わせの準備をしておきます。ハマレば、確実に一人で爆ります。

今回は魚探の反応が点在して映るのではなく、線のようになっていたので試すとバッチリでした。ちなみに余談ですが、この線のような映りですがテンヤの動きを拾っている場合も有るので、お気を付けくださいませww。

そして、釣ったター様の口からは・・・こんな物も出てきました(;´Д`)(;´Д`)

タチウオの稚魚ですね。今からの時期は鳴門のビニール真鯛などに行くと、このようなタチウオの稚魚が真鯛の口から出てくる事は度々有りますが、今回は完全に共食いパターンです。

後ろのタテポンはなぜか大物ばかりをGET

そして、今回が初めての船タチウオの前職場の社長もチョコチョコGETです。

どうやら、アタリが多く楽しいようで私も助かりました。

そして今日も外道登場www。

底から3mで、いつものワンピッチジャークのステイ中に・・・ガガガッと・・・「おおーー今日も来たぜ、フグちゃん」と思いやり取りを始めると水面から10mぐらいまであがって来ると突然暴れ出し・・「アレ????何かが違う」と思っていると、全速力で引っ張られ、ラインが切れそうなのでドラグ調整・・・・間一髪でした。ドラグを何度も「ギュ――――――ギュ―――――」と出してくれます。

メーター越えのサワラちゃんです。凄く大きかったです。タテポンにタモ入れをお願いしましたが、船長も出てきてくれて右往左往しながらやっとの事でタモ入れ成功。嬉しいお土産ですわ〜〜。帰宅して切り身にすると凄い量でした、ビックリ仰天。

ラストから2流し目の28~30尾目までは、またまた横の釣りを展開。ドンピシャでした。ちなみにこの流しは、釣れたのは恐らく私だけだったと思います。ただこの横の釣り・・・ファーストフォールから最初の誘いに移る間しか出来ないのです。自分の真下にラインが一度来ると、あとはバーチカルな誘いしか出来ないのであしからず。その上、この釣りは確実に棚の把握が出来ていないと、ただの無駄な時間になるかも知れません。

 

結局、昨日の釣果などには足元にも及びませんが、31尾のター様に遊んで頂き感謝感激です。朝のバナ電が効いたのか???w

今日も本当に楽しかったです。やっぱりテンヤタチウオ最高~。あ~また直ぐにでも行きたいですww。