サイトアイコン タチウオマニア

『タックルバランス』と『アタリ』【テンヤタチウオ in 大阪湾 / 第6戦】

今シーズンのタチウオが本気のアタリを出してくれず、フッキング率1割未満の山口です(笑)

今日はもう8/18です。でも今シーズンのタチウオ様がナカナカ本気になってくれません(;^ω^)。超ゲキムズです。

今回は泉南岡田浦港の湊丸さんに伺いました。釣行の内容については・・・ダイワ 船最前線をご覧くださいませ。そして、今回は冒頭でも書いていますがなんとフッキング率がなかなか上がらず、滝汗状態・・・。もちろん私の技術のなさから来る事ですが、私の持論それは「釣りは道具でするもんや」ですww。いつも思います、自分の技量を道具が補ってくれると。

今回は、タックルバランスによる、アタリの取りやすさやフッキンングについて、私なりの考え方を少し書いてみようかと思っています。

 

【まずはアタリの取りやすさについて】

当りは当然ながら、ライン(糸)を通じて魚信という形でロッドに伝わり、目で見る穂先の揺れ(目感度)、そして手に伝わる振動(手感度)により表れます。

一般的に、アタリの感じ易さは先調子の竿の方が感じ易いと言われています。調子とは・・・

※メーカー等により表記は若干異なります。

調子とは穂先がロッドのどの部分から曲がり込むかを言います。先調子になればなるほど、少しの振動でも見やすく胴調子のロッドのように振動をロッド全体で吸収しない為に、少しの重みや振動も持ち手で感じ易くなります。

では、当りがとりやすいなら、すべての竿を先調子にしたらいいのでは??となりますが・・・先調子の竿の欠点もあります。

まずは、ロッドを通じて当たりや仕掛けの重みを感じ易いのですが、逆に魚の方からもこちらの引っ張る力を感じて違和感を与えやすかったりします。そして、ロッド全体で魚の引き等を吸収しにくい為にバラシ易くなります。

このような事から、タックルバランスが重要になってきます。釣り人が目指す最終形のロッドは・・・純粋に「釣れる竿」ですよね(笑)。しかし、同じ1尾でも機敏なアクションを加え、ヤル気の有る魚を誘い出すロッドと潮の大きな時にタチウオに違和感を与えず追わせて食わせる竿では随分性質が異なってきます。

そしてロッドの表記にはもう一つ、『硬さ』が有ります。負荷の大小による竿の曲りの大きさを表します。

※こちらもメーカーにより表記が若干違います。

そして、この『調子』と『硬さ』を自分の釣りに合わせて選び、自分に合ったロッドを探しますよね?

では実際に私のロッドで簡単に説明しますね。あくまで選択肢の一つでこれが正解とは限りませんのであしからず・・・。

ロッド:ダイワ 極鋭タチウオテンヤSP EX AGS 178
リール:ダイワ シーボーグ200J

今年の夏に発売の極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178です。言わずと知れた極鋭シリーズのフラッグシップモデルになります。約6回使用したのでそろそろ使用感を書いてみようかと思います。

まずは調子。先調子の流行を作ったシリーズですので、もちろん感度優先、そして誘い優先の先調子。しかし私的には、極鋭シリーズである以上、そしてこの高価な値段で有る以上、そして製造メーカーがダイワで有る以上、高感度は当たり前だと思います。穂先はSMT(スーパーメタルトップ)。おそらくこのシリーズを購入するユーザーさんはそれ以上の何かを求めて購入していると思いますので今回はもう少し違う観点でレビューします(笑)

私が着目した点はココです。

今回のEX178のSMTの40号のテンヤの負荷が掛かった時の穂先の穂持ちです。写真でもお分かりのように穂先が急なテーパーを描いて曲がっています。これがチタン合金で作ったSMTの穂先のおかげで表現できるのですが、この負荷の掛かり具合が絶妙。これ以上硬すぎると、穂持ちが小さくなり少し荒れた波になった時にラインテンションが抜け気味で穂先が水平になってしまいアタリを見逃す原因になりそうですし、これ以上柔らかいと、今までのようなキビキビと手元に伝わる誘いが掛けにくいような気がします。

私は初めて使用した時は「コレコレ!!」と納得した事を覚えていますww。こういう感覚って、頭で考えるより直感のような事が大きく作用したりしますが、正にそのような感じでした。

船の上下で若干テンションが抜けた状態のSMTです。下の波っ気がご確認できるかと思いますが、波が有ってもこれだけSMTがテンションを保っていれば確実にアタリは取る事が出来ます。

そして、最初にも書きましたが先調子の竿は掛けた後のバラシ易さとのバランスが重要と書きましたが、今回のこのEX178については他の極鋭テンヤSPシリーズより若干ではありますがソフトさを感じる仕様となっており、バラシも軽減できるかと思います。実際、シーボーグで掛けた後の巻き上げ中も以前より安心感が手元に伝わって来るような気がします。恐らく他の方よりバラシ多数の私がそう感じるぐらいなので、大丈夫だと思いますww。

誘いと掛け、そして回収のバランスが絶妙です。

釣りにおいては、このように色んなバランスの中で釣果を伴う結果が発生します。ですので、自分自身に合ったタックル選びは重要です。私に合うからといって皆様に合う訳も有りませんので、ショップで触って頂き、ある程度のご納得したタックルを購入して、そして最終的に現場で判断になりますが(結局実際に使ってみるまで分かりにくですから)、是非、釣れるタックルが見つかるようお祈りしています(笑)

今回はロッドをご紹介しましたが、タックルバランスはロッド・リール・仕掛け・ラインなどすべての道具のバランスが大切なので、また他の道具も機会が有ればご紹介します。

私もタックル大好きで、この極鋭シリーズの中でも個人的趣味が出るぐらいですので偉そうなことは言えませんが、現場で見かけた際には、もし私のタックルでよろしければお気軽にお声を掛けて頂き、直に触って頂ければその判断の足しになるかも知れませんのでお声を掛けて下さいませ!

私はいつも思いますが、自分の釣り方、体格、姿勢、そして釣りに掛けられる財布の中身等によりタックルは随分変化すると思います。高価なタックルが良い道具ではなく、色んな意味で自分に合ったタックルが良い道具と思います。そんな意味で私はいつも思います、「釣りは道具でするもんや」と・・・・。

ただ確実に1つ言える事が有ります。残念ながらタックルに軽さを強く求めると確実に高価になりますね(;^ω^)。私の知る限り、重くなって高価になるのは、クーラーボックスだけですww。

ちなみにこれだけ講釈をたれて釣れた今回の釣果は11尾。お恥ずかしい限りで御座います(笑)(笑)(笑)

タックルの値段を11尾で割って・・・・・・みると・・・・悲しくなるので止めておきますww。

最近のタチウオのター様はツンデレで言う「ツン」の状態のようですよ (;´∀`)早く「デレ―」と来て欲しいですね。

道具は大好きなのですが・・・いかんせん私の技術がまだまだです。道具一流、腕三流と言ったところです。これからも精進いたします。

このマークを胸に貼って、しばらく釣りに行こうか検討中でございます(笑)

こんなオチで今回は許して下さいませww。