皆様初めまして。
今シーズンよりシマノ軍団の一味となりました、吉田昇平と申します(笑)。これから定期的にタチウオマニアに投稿させて頂けることになりました。何分新参者ですので、これでもかと言うくらいの優しい目で見てやってくださいませ(笑)
さて、今回ですが、運良く予選突破する事が出来た、大阪湾タチウオキングバトル予選大会について書かせていただきたいと思います。
私の今年の第1戦目は、9月3日の泉佐野にあるブルーマックスさんでございました。実は今シーズンはタチウオのシーズンインも遅れた事と荒天続きもあり、予選までに数える程しかタチウオを釣っておらず、内心不安いっぱいでのエントリーでありました。
当日キャンセルを含めエントリー者は13名。その中に四代目キングの姿もみられます。
4時半過ぎより運命の抽選開始。釣座は右舷3番目と悪くはなさそうですがこの位置の右舷側と左舷側だけ1つ飛ばしではなく隣の選手との間隔が非常に狭くなっております(汗)
ポイントは神戸沖の様です。
行きの道中、船長さんと操舵室で少しお話させていただきましたが、10時過ぎから強烈な二枚潮が襲って来るので、その間は今日の風と潮では右舷側では釣りにならないとの事。
二枚潮になるまでと、潮が落ち着き出す昼過ぎあたりにならないと厳しいとも言われました。なるほど〜。貴重な情報有難いです。しかし、話してる最中、タチウオのぬいぐるみが気になって気になって(笑)いつの間にこんな増えてるんですか(笑)
そうこうしてると、船はポイントの神戸沖に到着。各選手準備に取りかかります。水深は55〜60m前後。
探見丸には50m前後に反応が有りましたが、朝イチという事もあり、ハンドルを速めの2回転で2秒〜3秒間隔のストップ&ゴーから捜索開始です。この時、アタリがあった時の為に、電動リール(フォースマスター400)で3程の微速巻き入れながら行います。
水深40m付近で停止後、下からほんの少しだけ突き上げる様な小さなアタリ。
サーベルマスターX tuneはカーボンモノコックグリップが採用されてる為、こういった、ごく小さなアタリでも、アタリが脇にまで伝わってまいります。本当によそ見していても分かる程の超高感度です。
アタリがあってから、小さくハーフピッチで二回誘いを入れると、今度は小さく『ココッ』とお辞儀。穂先が直ぐに跳ね返らないアタリが出たので、すぐさまフッキング。
決まりました。ベリーからバットまで綺麗なベンドカーブを描き、小さいながらも難なく1尾目キャッチ。
このサーベルマスターX-tune、魚を掛けた時の綺麗なベンドカーブがバラシを少なくしてるのは間違いありません。未だご使用頂いてないタチウオテンヤファンの方々に是非とも体感して頂きたいですね。決して宣伝では御座いません(笑)
さて、その後ですが、1尾追加した程度でアタリが続かないので、試しに餌をサンマからイワシにチェンジです。この時、バイトチャンスを増やす為の、今流行りの『小シルエット作戦』です。
イワシの頭を斜めに落とし、お腹側もハサミで割いて、テンヤの軸ごと覆う様に巻きつけます。
そしてこの作戦が見事に大当たり。8時半までに8尾をキャッチです。今日はこのパターンで決まりか?
順調のように見えましたが、このあたりから上潮が滑り出し、ラインが左舷後方に向かって流されていきます。船長は10時過ぎって言ってたのに、早まった模様。
確かに10時半頃になると、普通に仕掛けを落とせば底どりも出来ない状況です。右舷側はアタリどころかオマツリラッシュです。棚が浮いてるのであればまだマシだったのですが、この時探見丸の反応は運悪く底付近に集中しておりました。
水深も70m前後と更に深くなり、条件が悪くなるばかり。しかしアタリを出す為には、どうにかしてでも底付近にテンヤを送り込む必要がありました。
私はここで、オマツリと二枚潮を交わす為に、潮上へテンヤを遠投し40m付近で一度サミングしてラインの放出をセーブ。
この時、たまに誘いをかけながら、潮下に滑って行ったP Eラインが戻るのを待ちます。魚が浮いている時は、この時点でテンヤにアタックして来る時もあります。PEラインがある程度戻って来れば、再度クラッチを切り、テンヤが底に着くまで落下させていきます。
この日は底さえ取れればスローに優しく誘うとアタリ多発。最終19尾で何とか予選通過を果たす事が出来ました。
今回の台風21号により、海の状況もガラリと変わるかと思われます。それと同時に、タチウオの活性がどの様に変化するのか気になるところですが、今からセミファイナルが楽しみでなりません。