キングバトル準決勝、そしてタチウオ甲子園決勝を終えて何となく楽になりすぎて、もう年を越すのでは?と不思議で仕方ない山口ですww。
今回は大阪湾タチウオキングバトルのセミファイナルの翌日行われた、タチウオ甲子園【数部門】の模様をお送りしたいと思います。ちなみにTKBセミファイナルはダイワ船最前線にてご確認下さい。
この大会は今年から開催されたサンケイスポーツ、そしてタチウオマニア後援の今後が楽しみな大会です。
そして私も予選を通過。そして決勝を迎えました。
和歌山・加太港の三邦丸さんで24名のアングラーによる決勝戦。事務所に着くと・・・昨日のセミファイナルでお会いした方々も多く・・・・やっぱりこの強者達とまた決戦かと・・汗。
そして運命の釣り座抽選
なんと1番を引き当てましたが、実はこれは抽選する順番を決めるクジ・・・・滝汗
そして、今度は本当に運命の釣座抽選・・・・。
実は先週のタチウオ甲子園【幅部門】決勝は左舷トモを引き当て、今度は右舷トモと・・・・嘘のような本当の話です。コレは大チャンス到来。
でも先週はトモ席で大コケ・・・(;´Д`) 今週こそは・・・・
そして、12時過ぎに青さんぽうで沖へ向かいます。納竿は4時20分頃との事。やるしかないっしょ~。
しかし、昨日TKBのセミファイナルをラッキーショットで通過したので、気分が本当に楽で開放的な気分のまま一路洲本沖を目指して出船。
決勝戦とは思えないぐらいにトモ席グループでは和気あいあいとトーク炸裂。
そして、関東から参加の忍姐さんの超過激トークも炸裂しながら・・・
忍姐さんは、私の2席となりの釣座で、色んな心理戦を仕掛けてくるやり手の釣り師ですww。
回りを見ると、左横のK氏は今年のダイワタチウオパーティ準優勝、そして2人横は忍姐さん、そして裏側のトモは昨年のタチウオパーティ優勝の立野さんと・・・そしてオオトモは昨日もセミファイナルに出場されていた方で直ぐ近くだけでもタチウオマニアでいっぱいです(笑)
その上、ミヨシを見ると一番のミヨシはハヤブサ菊池氏、そして見るだけで分かるぐらいにTKBで顔を合わせる猛者たちが沢山居られます。
そして洲本沖の北側 水深80m付近で釣り開始。
正直、この席を戴いたのだから私は本気モード。一発目から飛ばしていく予定。
いつもの1.5m刻みのワンピッチスタイルのステイ中に「スコ――ン」とテンションが抜けフッキング。幸先のよいアタリで掛かったものと勘違いして巻き上げるも、掛かっていません。完全に焦っています。
昨日も焦りから朝一番に色んな大失態をしたので、気持ちを落ち着けるよう心がけます。釣りは本当にメンタルが大事なスポーツです。分かってはいますが、なかなか思い通りには行きません。
しかし棚を見つけそして、どうやらステイよりも微速巻きを加えながらの誘いが良さそうだと思い続けると、次々と掛かり出します。今日はバラシはそんなに多くは有りません。
このまま極鋭197AGSで乗り切ろう!!と決断。そして完全にパターンも掴み波に乗りかけた瞬間に・・・なんと穂先が折れるアクシデント発生。
実はこの197は昨年の8月から使用を始めましたが、約60回ほど使用する中で2度ほどテンヤを巻き込み金属疲労を起こして曲がっていました。本来普通のカーボン穂先のロッドならその巻き込みの時に折れるところですが、メタルトップは耐久性が高くそのまま何とか使用できる状態でしたので使っていましたが、ここにきてメタルトップの寿命を迎えたようです。自分でも分かっていましたが、大好きな197AGSでしたのでショックは相当大きかったです。
そして、それが大会中という・・・・大会には魔物が住んでいるらしいです(忍姐さん談ww)調子に乗りかけた時にトーンダウン。
そして、昨日のTKB通過の重要なファクターになったタックルにチェンジ。
リール:シーボーグ200Jk(ダイワ)
昨日はこのロッドが状況にドンピシャでしたが、今日は若干様子が違います。バラシは少なめ、ステイ中に即掛けしても普通に掛かります。そうなれば197AGSのブランクの強烈な張りを利用して掛けた方が早い勝負がつくのです。予備の197AGSを出そうか悩みますが、少し様子を見る事に・・・・。
すると本当にラッキーな事に、アタリは遠のき始めて、そして追いも悪くなりだします。そして、そうなればあのテンヤへ変更が私のセオリーです。
そう、船快適タチウオテンヤSS 早掛けSPです。
底から丁寧に微速巻きをすると コンコン小突いて来ます。はやる気持ちを抑えて、竿が大きくお辞儀するまで待つ事に・・・・。すると、結構なペースで釣れ出す。
でも、この速掛けSPは掛かった後にゆっくり上げて来ないとバラスリスクも高いので慎重に上げてきます。
そして、コツコツと数を稼いで中間発表・・・トップで20尾らしいと・・・。私はその時17尾。
もちろん射程圏内です。
そしてこの後、上潮がぶっ飛びだしでスーパー二枚潮になりました。でも、キッチリと底まで落とすと当たるのです。私はトモの席なので若干斜めにキャストして潮にテンヤを流していく釣りを展開。
しかし、この辺りからアタリが激しくなり出しある決断を・・・・。
勝負の早い釣りを私は最も得意としています。そして、最も張りの有る極鋭タチウオテンヤSP197AGSはその釣りには最高の相棒なのです。昨日はその張りが強すぎる故の短所が顔を見せましたが、今日は少し状況が違います。
迷った挙句に・・・・
こんな事も有ろうかと2本目の極鋭タチウオテンヤSP197AGSも持参しています。通算9本目の極鋭タチウオテンヤSP197AGSに変更する大きな決断を・・・・。
そして、トモの席の有利さを最大に活用して、潮にテンヤを流しながらドリフトの釣りを展開・・・。
ボコボコに当たります。あれよあれよと言ってる間に生簀にはタチウオいっぱい。
その上、最初のテンヤのフォール中に50m過ぎから触ってくるのですが、水深80M過ぎの底付近ではアタリは激しいので、効率的な上の棚を取るか・・・それとも今、激しく当たっている底付近を取るかで悩みながら、私は底の釣りを取りました。これが吉と出たか凶と出たかは今でも分かりません。
軽いトローリングのような釣りは、フッキングがテンヤに伝わりにくいので、早めの巻きを加えながらのジャークでフッキングまで持って行きます。
ラスト30分・・・・。みんなが凄く釣れているのに私はペースダウン・・・。テンヤに巻いたワイヤーが絡まったりの連発・・。焦る気持ち、そして優勝への想い・・・色んな事が交錯してイマイチ波に乗れないままに終了・・・・。
最終釣果は40尾・・・・あかん・・・これではあかん・・・とうなだれていましたが・・・・
なんと!!!他の方々もイマイチ伸びなかった様子です。そして表彰式
T氏は昨日のセミファイナルも参戦、そして私も時折船でご一緒させて頂いています。コツコツと努力をされる名人です。前半からのリードをそのままに優勝されたそうです。本当におめでとうございます。
そして・・・なんと
私的には思ったように波に乗れずに、終了時「クッソ~、せっかくの最高シートで外してしまった滝汗」と凹んでいたのですが・・・・。結果オーライ??まさかの準優勝と言った所でしょうか(笑)
そして3位は、F氏。この方は色んな大会で表彰台の常連さんです。私は誰よりもこの方とキングバトルの予選会で会いたくないと思っています(笑)(笑)
この方がおられると、到底予選通過など出来そうな雰囲気が有りません(笑)
でも、本当に昨日のセミファイナル、そして今日のタチウオ甲子園とラッキーショットを打ち続け、終わってみれば出来過ぎな内容だったかも知れません。
課題は色々有りますが、今後もコツコツ頑張って、いつの日か優勝できる日を夢見て大阪湾のテンヤタチウオ道に励みたいと再確認した一日でございました。
最後にこんな面白い試みの大会を開催して頂いた関係各所の皆様に感謝するとともに、今後の更なる発展を願っています。そして参加者の皆様、そして関係者の皆様本当にお疲れ様でした。
そして本当に最後に・・・・
そんな訳ないでしょ~~~笑笑笑。