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【6代目タチウオキング吉田昇平が語る】大阪湾タチウオキングバトル2018ファイナルを制したワザとは!?

とあるブロガーのお方が、タチウオマニアの記事の中で「当日の必勝パターンについては本人による掲載が予定されています」と書かれてたのを読んで、とんだ無茶振りにコケそうになり投稿せざるを得なくなったヨッシーこと吉田昇平です(笑)

私の今年の目標はたった1つ。それは大阪湾のテッペンを取る事でした。

思えば、四年前の予選大会直前にこの大会の存在を知り、軽い腕試しのつもりでエントリーして2位で予選敗退したのが始まりです。

続く2年目は、セミファイナルまで進むも惨敗。

そして昨年、胴の間付近からセミファイナルをトップ通過し、念願のファイナルまでたどり着くも、セミと同じ釣りを展開してしまい、これまた惨敗。

釣座の優劣はないとは言えないにしても、入賞圏内に入る事くらいは、今思えば出来ていたのかもしれません。

キングになる為には、掛けの釣りと追わせる釣りとの両方出来ないと無理だと気付かされた年でした。

そして今年のFINALです。

前日のプラクティスの感じから前年同様、即掛けしに行くと掛かりも悪く、掛かったとしても浅掛かりの為にバラシが多発するという状況を再認識し、次の日はあえて自身の得意である即掛けを封印。

ロッドもいつもの82調子ではなく、サーベルマスターXTune73M190を使い、少し追わせる釣りを展開したところ、運も味方についてくれて遂に優勝する事が出来ました。

本当に決まった時は泣きそうになりました(嬉泣)今まで応援し続けて下さった方々に感謝の気持ちをこの場をお借りして申し上げたいと思います。本当に有難うございました。

さて、肝心の本題の必勝パターンですが、もう皆さんも拝見された事と思いますがタチウオマニアのMovieの中で私の「誘いとアワセ」という動画があります(盗撮されたものですがwww)

今回はあの動画(次ページ)について解説させて頂きたいと思います。


一見地味に見える動画ですが、実はこの動画、そこそこ深いものになっております(笑)

ロッドの動きだけ見ればジャークを多用し、かなりのテンポで上へ上へと誘い上げてるように思えるかもしれません。

流行りの電動微速巻きを普段から入れられてる方なら尚更速いテンポで巻き上げてるように思えるかもですが、実は誘い始めから初期アタリが出るまであれだけの誘いを入れてても、全部で6.5m程しか上がっていません。

3回1セットのジャークに関しては、1発目はハンドルを巻かずロッドのみ、2発目、3発目はハンドル半回転のハーフピッチですので、3回ジャークを入れてるのにも関わらず、50㎝しか棚は上がってない事になります。

一番アタリの多い棚に近づいた時に長めのステイやテンションフォールを組み合わせて、最初のアタリを出してます。

今までならこの初アタリで掛けに行きましたが、この日は1度目のアタリと2度目の止めた時に出るアタリのタイミングを覚えておき、3度目に止めた時にココでアタッて来る!と予測されるタイミングで巻き掛けという手法をとっております。

この巻き掛けという釣法ですが、万が一掛からなくても追いはそのまま続くので、リスクも少なく、効率も良く、かつ即掛けよりも確実に掛かるので、軟らかめのロッドを使用し、掛かりが浅くてもバラシを軽減させて取り込む事が出来れば、誰よりもミスが少ない釣りを展開出来るのでは、と考えた訳です。

しかしながら、流石はファイナリストの方々です。私のハイテンポな誘いには惑わされる事なく、両隣でもボコボコに釣られておりましたが(笑)

今回の巻き掛け釣法で、ミスも少なく安定して釣果を上げられたのは紛れも無い事実でしたので、もしかしたら今後のテンヤタチウオの常識が大きく変わって行くかもしれませんね。


最後に!

決して宣伝ではございませんが(笑)シマノタックル最高でございました。