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冬のテンヤタチウオ【弱々しいアタリ】と【ロングステイ】

今シーズンの大阪湾のタチウオ様の数の多さに驚きながらも、今後【来シーズンのタチウオの動き】の反動が凄く不安な山口です。

今週は行く予定はなかったのですが、急遽行ってきました。いつまで続くか分からない今年の大阪湾のテンヤタチウオを堪能しました。

今回は泉南・岡田浦の湊丸さんより出船です。

先週の大きな潮の日でも爆釣、そして今回も結果的には大爆釣。しかし、間違いなくアタリの質は変化しているような気がしてなりません。

11名のアングラーを乗せて、地の島沖へ・・・・。

日の出が本当に随分早くなりました。7時前にはもう既に明るい。気温は低いですが、綺麗な朝日を拝みながらスタートです。

そして今回は・・・・

先日のフィッシングショーでこのリールを見て、そしてスペックが気に入りました!!

鳴門のビニール真鯛用にと、発売したばかりのスパルタンMX IC 200H(ダイワ)を導入したのですが、テンヤタチウオで使えそう・・・と思い、試しに今回使用する事に・・・。

リール:スパルタンMX IC 200H(ダイワ)

ロッド:極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178(ダイワ)

ライン:メガセンサー12ブレイドEX+si(ダイワ)1.5号

実は私、手巻きが結構好きなのです。

テンヤタチウオを始めて約2年は手巻きのリールを使用していました。利点は・・・フッキング精度が上がると思います。やはり、コードも無く本体の重量も軽い為に、俊敏なフッキングが可能になります。

しかし、特に洲本沖の130mなどで釣りをする際には、手巻きリールはしんどいんです(;´Д`)

また、テンヤタチウオはタックルに大きな負担が掛かり、その負担は硬調子のロッドなどを使用すると特にアングラーの手や肩にも大きな負担を与える為に、最近は電動リールが主流になっています。

そして私はテンヤタチウオを始めた頃、最初に小型の手動リールを購入したのですが、余りの巻きの重さに、直ぐに中型の手巻きのリールに買い替えた苦い経験もあります。

ですので、今回も大きな期待はせずにあくまで試すというスタンスで行いましたが、こんなに見た目は小型のリールなのに、明らかに数年前の小型の手巻きリールと比べると、馬力の違いは一目瞭然。普通にテンヤタチウオで使えます。

このリールは65mmのロングハンドル(シングル)搭載で思いのほか、パワフルです。メタルフレームの恩恵も大きいと思います。

「これ、普通に使えるやん〜」と上機嫌になり、朝イチから大爆釣!!

今日は洲本沖ではなく、地の島沖でしたので水深も最深部で83mほど。そして潮も素直なのでその辺りの関係もあるかも知れませんが、思いのほか良い感じです。ラインキャパは2号を320m、そして6kgのドラグですのでテンヤタチウオで充分使えると思います。

朝イチは、快適船タチウオテンヤSS 早掛けSPを使用(写真右)を使用して、手巻きのリールで爆釣・・・( ´艸`)

超軽いタックルのおかげで、ビシビシフッキングが決まります。「来シーズンはこのタックルで手巻きで行こうか?」と本気で思えるぐらい快適なのですが、人間の慣れとは怖いものです。

当たって、フッキングも成功した後・・・ジョグパワーレバーを回すのですが・・・・もちろんこのリールには、ジョグは有りません笑笑笑。

キチンと右手で一生懸命にハンドルを回して上げて来ないと・・・・

それも1度のみならず、2度、3度とジョグパワーレバーを探す自分が怖かったです(笑)

今回、手巻きの可能性を再確認しました。でも、さすがに一度楽を覚えてしまった私の体は約3時間後・・・・シーボーグ200Jを欲したのです(笑)

やはり、電動リールは超楽ちんです(笑)(笑)

しかし、今後この手巻きリールについては使用方法を研究し、色々な可能性を探ってみます。

何より手巻きリールはタチウオの引きをダイレクトに感じる事が出来たり、とっさの判断でハンドルを止める事も出来るので、バラシが軽減したりすると思います。今後もしばらく本気で試してみます。

もしかしたら何か新しい発見が出来るかも知れません。

そして、地の島沖のタチウオは今回も絶好調!!アタリは多い!!

でも・・・追いは超悪いです。真冬の特徴のような当たりです。

それも、きっちり止めてロングステイしないとアタリが極端に少なくなります。当たった棚をキッチリ覚えて超ロングステイが激当たりでした(笑)

でも、ロングステイでアタっても、その後の追いは本当に乏しい時間も長く、一発勝負で速掛けで対応すると、結構掛かります。

後半、小針の早掛けSPは使用せず、ノーマルのケイムラ赤金と、マイワシカラーを使用です。正直今回は夜光色の有る無しの差は極端に感じませんでしたが、この時期のセオリーで夜光を控えながらの釣りでした。

速掛けの釣りを展開する時は・・・・

極鋭タチウオテンヤSP 197 AGS(ダイワ)

私的には、今回感じた事は「とにかくアタリは多い」「追いは乏しい」「魚は若干浮いている」となれば、フッキング率を上げる為に追いを求めるより、外してもアタリはまた他の個体でそれなりに来るので、早めに見切りをつけて新しい個体を釣ると心がけて釣りを展開。

最近、一尾を大切に獲りに行き過ぎる余りに誘いが中途半端に遅かったり、広い棚を追わせ過ぎて結局時間だけ浪費・・・のような時も多く、今回は見切りを早めにして棚を取り直す回数を多めにしてみました。

後半は底付近で当たりが激しくなる時間が到来したりと・・・・入れ食いtimeも有りましたが、大物hitせず(;´Д`)

いや〜ほんまにサイズが伸びません・・・。持ち帰ってもから揚げサイズばかりです・・・滝汗。

でも、本当に、繰り返すようですが、「例年になくアタる」。びっくりするぐらいのアタリの多さ・・・・。間違いなく、練習するなら今です(笑)

皆様も例年になく当たる大阪湾テンヤタチウオ、そして終わりの見えない今シーズン。是非お時間を作って釣行してみてはいかがでしょうか???

結局、最終釣果は…なんと51尾。いったいどこまで釣れ続けるか予想も出来ません。

写真は約30尾。あと21尾クーラーボックスで持ち帰りました。びっくりするぐらいにサイズが揃っています(笑)

今日は最近のこの釣果のおかげで、地の島沖は大船団。それもかなりの密集度・・・・・。

いったい、海中ではタチウオ様がどんなに泳いでいるか想像すると、恐ろしい・・・・。