数年前までは数えるほどしかなかったタチウオテンヤですが、ここ数年一気に各社参入したり、モデルチェンジすることでアイテムが増加しました。
ダイワとしても私がテンヤタチウオに魅了されてから会社に必要性を訴えて開発がスタート。数年のテスト期間を経て17年に快適船タチウオテンヤSSを発売することができました。
なかなか思うような物ができずにトライ&エラーを繰り返したことを今も思い出します。
ヘッドの形状、針の大きさや太さはもちろん、ダイワがテンヤ製品で初の試みとなるサクサスやダブルアイ、ケミホルダーやルアー系カラーなど、試行錯誤の末に生まれた、我が子のような商品ですw
もちろん価格にもこだわって、数年がかりになってしまいました汗
そして18年には自身のシークレットだった『早掛けSP』や瀬戸内エリア用の軽量テンヤ、ノーマルタイプの新色が発売となりました。
そして今年19年はついに…
禁断のアレが発売となります!
あ、禁断のアレの前にこんなのも発売となります。快適船タチウオテンヤSSダブルフック50号。
昨年発売した軽量テンヤが瀬戸内エリア用であるのに対して、今年発売のダブルフックは豊後水道などの九州エリア用です。また、沖縄や、最近日本スタイルが移植されている台湾でも人気が出そうなアイテム。使用禁止のエリアもありますが、ぜひ興味があれば使ってみて下さいね!
そして本題のやばいテンヤ! その名も…
『快適船タチウオテンヤSS TG』
TG=タングステン。ジグなどでは今や当たり前となったタングステンモデルが発売となります。
そして、ただ単純にノーマルタイプをタングステンにしたわけではありません。こだわりがたくさん詰まっています。
①ヘッド形状
快適船タチウオテンヤSSのノーマルタイプと比較して、スリムで落下速度の速いヘッド形状を追究しました。もちろん水中ではダートせず、周囲とのオマツリにも配慮してあります、水切れがよく、潮が重い時や、二枚潮にも対応。
先日のロケで同じリール、同じライン、同じサイズのイワシをつけてノーマルタイプとの落下比較を行いました。水深は55mほど、よーいどんで落下させて着底までの速度を競います。
結果、なんと11秒も着底までの時間が違いました! これには自身も驚きを隠せず、大騒ぎしてしまいましたw
②フックサイズ
ノーマルタイプより小さく細く、早掛けSPより大きく太いフックサイズ。小型のタチウオにも対応できる一方、ドラゴンが掛かっても負けないフックを実現しました。
もちろんフックはサクサス仕様! さらにイワシだけでなく、サンマとの相性もよく、様々なエサに対応できるサイズ感です。まさに今、最新のフックといっても過言ではありません。
③その他、各種のコダワリ
これまでの快適船タチウオテンヤSSシリーズにも搭載されていましたが、
・ダブルアイシステム
・ケミホルダー
・カラーバリエーション(TGは4色)
はしっかりと踏襲しています。
徹底的に実戦での使用を想定し、最強最速最釣のテンヤを目指しました。
まさに「魔物のテンヤ」です!
そして残念ながらお値段も魔物です 汗
定価5,500円!
使用を躊躇う値段ですよね(汗)でも上記した通り、根掛かりやラインブレイクが頻発するジギングなどでも今やTG(タングステン)は当たり前になりました。
私自身もテンヤタチウオにおいてTGが主流になるとは決して考えていませんが、あくまで選択肢のひとつとして考えていただければいいのではないかと、考えています。TKBなどの競技ではもちろん、アタリが遠く渋い状況でも活躍します。
もちろん5,500円くらい屁でもないブルジョワな方は常に使ってほしいと思います。
ぜひタックルボックスに忍ばせていただきたいと思います。釣具店でチェックしてみて下さいね!