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【きくりん’sリポート】大阪湾タチウオKINGバトル2019セミファイナル

2019年 私の夢への挑戦。

いつもタチウオマニアのブログを閲覧くださりありがとうございます。マニアのきくりんです。

昨日、大阪湾タチウオキングバトルの準決勝が行われました。その時、私はどう思い、どう考え、チャレンジさせて頂いたかをブログに残させて頂きます。参考になるかはわかりませんが、ご了承くださいませ。

結果から申しますと参加してきた大会の中で初めて決勝進出が叶いませんでした。

自身、未熟なのはわかっていますが、昨年に比べ、アベレージや感情のコントロール等、自分の中で一皮むけたかなと自負していました。また今年こそは、また再び表彰台に必ず上がりたいと練習を積んできました。

↑2016年度大会で準優勝できた時。今年こそは…

取材予定の釣行が流れ、うまく準決勝の前日にタチウオ取材ができました。ポイントは通称アカマツと言われるエリア。このポイントは洲本沖の流れが速いタイミングでもやれる比較的緩やかなポイントで、冬場に非常に高確率にドラゴンサイズがでるポイントというイメージを私自身、持っています。

当日は朝からラッシュがあるものの、本格的な活性ではなく追いの悪い、また小型のタチウオを掛けていく釣りを展開することになりました。結果は33本と納得の撮影になり、翌日の準備を始めました。

準決勝当日は、前日同様のアカマツでの釣りになれば、以下の釣りに絞ってやると腹をくくりました(取材釣行で感じたことを翌日実践するために)。

①私の得意の今期の特徴であった7対3調子のロッドから、8対2調子へ変更。追わない、かつ小型のタチウオを掛けるロッドが必要だと。

②潮が流れるタイミングがあれば、ボトムから10~15m、潮が動かなければ徹底したボトム狙い。

③誘いは小型がメインになることから、小刻みジャークからのロングステイ。焦らず徹底したロングステイが決め手だと。

④エサは絶大な信頼をするイワシから小型を翻弄するために、サンマも併用するため、急遽準備。

⑤深追いする魚には焦らず1匹1匹必ず丁寧にと。

⑥テンヤはタングステンではなく、フリーアングルの妖艶グローをメインに。

※光る面積を増やし、小型タチウオへのアピール力を高めようと。


準決勝当日、私の釣座は赤船、右舷トモから5番目の位置。

当日は右前が潮先になる状況。クジ運を磨くことはできないので…どこからでも這い上がれるようにと、これまで練習を積んできました。強風のためか、当日のポイントはアカマツ。

強者揃いの中でも自身の釣りを展開すれば必ず決勝にいけると、やってやると挑みました。

スタートし、予想通り右舷ミヨシの方のロッドがしなる。しかし、私には前日とは全く異なり、アタリすら出せません。

開始1時間程度で右舷ミヨシの方は7、8匹釣られていたでしょう。この間、全くアタリを出せず、腹をくくったはずの釣りに迷いが生じました。

迷いはいいですが、焦りはNGです。

そうしてやっとこさ釣れた1匹は、ボトムから超スローの電動微速(フォースマスター400でスピード2)。タナは、ボトムから5m程でした。

ここからは、より追いの悪い、低活性の魚を丁寧に釣るしかないと、小刻みジャークを封印し、超スロー巻き、もしくは超スローのストップ&ゴー作戦に。

今、思えばですが、リアクション要素激しめの誘いの展開も答え合わせの中で入れておくべきであったかなと感じています。

※実際、予選通過者の上位の多くは、リアクション要素を織り交ぜらた釣り方を得意にされる方が多くいたようでした。

中間発表でトップ10匹、私は3匹で折り返し。

前日の釣りを完全にリセットし、船中5位圏内(通過範囲)に入るため、少しでも浅いタナを見付けに勝負に出たところで、少しハマりました。

水深78mラインの、63m前後でのジャーク&ステイからのテンションフォールの釣りで、4連発。

4連発後、次のバイトも即ヒットするも、いつもの深追いを完全にされる前に掛けたことが原因なのか、水面9mで痛恨のバラシでした。その後も確実に取れたえあろう魚をバラシ…。

掛けてからのバラシを少なくする為の釣りを練習してきたのにも関わらず、ここに来てのバラシに平常心を保てなくなりました。この時点で勝負ありだったのかもしれません。

ラスト1時間でも巻き返しができた展開だったはずです。自身の弱さを克服できていませんでした。


反省すべき点は…

●リアクション要素を絡めた攻撃的な誘いを試すこと

●テンションフォールの活用

●テンヤのグローカラーのナチュラル系へのシフトのタイミング

最終、13匹で納竿タイム。上位5位までのボーダーラインが14匹でしたので、あと1匹、2匹あれば。。。

でも、これが勝負の世界です。精神的な弱さをまだまだ感じました。ということは、普段からの取り組みが甘いということだと思います。

私自身、今でも「深追い掛け釣法」は必ず役立つ釣り方であると信じています。また今後も、この釣りの精度を高めていきたいと考えています。

同時に、自身の弱みのリアクション要素の釣り、即掛けの釣りも少しでもマスターできるように精進していきたいと思います。

決勝戦へ進まれます18名のアングラーの皆様、前年度チャンピオンの吉田さん、最高の舞台で、最高の釣りで最高のテンヤタチウオ釣りを楽しんできてくださいませ。本当におめでとうございます。

最後に、このような場で発信をさせて頂いているにも関わらず、自身のスキルが向上せず歯がゆいところですが、今後とも船タチウオテンヤ釣りに自分なりに向き合って参ります。どうぞ、よろしくお願い致します。

娘からのプレゼントのタチウオ。