どもども。自称「膝の神」のタチウオマニアきくりんです。
早速ですが、今年もチャレンジしてきました、大分県は豊後水道沖の神龍狙い!!
大分県と愛媛県の県境、佐多岬が見える豊後水道沖は巨大タチウオのメッカとして昨今非常に注目を浴びているエリアです。
自身も昨年初めてのチャレンジで大阪湾でいうドラゴンサイズを6本と神龍(シェンロン)サイズを1本を、たった1日の釣行で釣りあげる事が出来た夢のフィールドです。
※この地域では人間の指幅7本までをドラゴン、指幅8本以上をシェンロン(神龍)と呼んだりします。
国内で一番幅のある太いタチウオを狙えるエリアのひとつがここ豊後水道沖であると考えています。他のエリアと比べると、長さは大きく変わりませんが、なんせ幅があり、太い個体が多いのが特徴です。
これは海の中の魚影が非常に豊かなため、成長年月の割によくエサを捕食していて、幅の広い大きな個体になっていると私は推察しています。
豊後水道の最深部は450mを超え、起伏が非常に激しいポイントです。その中でタチウオがよく釣れるポイントは他のエリア同様に海溝になったポイント付近の砂地がメインになります。海溝付近でエサが潮の流れで入り乱れ、魚が溜まるメカニズムになっています。
シーズンは年によって異なるようですが、9~1月くらいがベストシーズンのようです。
釣り方はもちろん関西流のテンヤタチウオスタイル!!
ラインキャパ、リールのトルク(高いほうが良い)以外は大阪湾スタイルと全く同じです。※ラインキャパは最低300m巻きを2台は準備しておいてもらいたいですね。
次にエサです。ベースはイワシとサンマです。
ですが、今シーズンはサバフグが大量発生しているので、こんなエサの対策が良かったですよ。※小型のタチウオが上層部にいて大型がある程度深い水深にいるため、エサ持ちの良いエサの選択は豊後水道では重要です。
狙うタチウオが大きけりゃエサもビッグですよ~。
30cmは軽くあるコノシロ。身が硬く、エサ持ち最強エサ。では、どうやってテンヤに巻くのか??
頭を切り落とし、このように大胆に、半分にカット。現地では、これを熊本スタイルカットと言うらしいです。
そんなん聞いたら、熊本にもテンヤタチウオ行きたくなるやんか~!! めちゃめちゃ釣れるみたいですよ、熊本のタチウオも!
こんな感じで巻いて使用しました。身が非常に硬いので、しっかり巻いて固定してください。身持ちが最強で、タナ取りをする際のサバフグ攻略にも非常に有効です。
それでもやられる時はやられちゃいますが(笑)。
また、その他のエサで効果があったのは…
タチウオの尻尾をイワシでサンド!! 関西でこんなでかいエサで釣りしてたら怒られそうですが(笑)。
タチウオの共食いパターンはこのエリアも存在します。
で、タナ取りができて、釣れてくれるとこんな感じです!!
これが、ドラゴンボールタチウオ写真でございます。
ほぼボトムまで取る事はありませんが、160~120mラインまでテンヤを落とす事ができれば、でかいサイズがアタってきてくれます。
※テンヤの号数は50号メインです。
当然、やり取りはこんな感じで膝が炸裂します!!!
豊後水道で釣りをしたら、これまでの大阪湾での経験や理論からは考えられないことが多々起こり、いろいろと考えさせられました。
豊後水道のドラゴン狙いには
〇エサはとにかく大きく、強アピール!!
〇サバフグを交わすにはナチュラル系のテンヤカラーのチョイスも必要。
このイワシカラーが炸裂でしたね。テンヤについた歯型を見てください。もの凄い事になっていますが…鈎先は一切傷んでいません。40本くらい釣って、こんな感じです。
当然グロー系統は強烈にアタりますが、フグの餌食になることが多いです。。。
〇激しめのジャークや高速のストップ&ゴーが良いタイミング多し!!
※これまでドラゴン狙いにはジャークをあまりオススメしてきませんでしたが、豊後水道では非常に効果的でした。
このような実体験を元に、私はこう推察しました。
豊後水道の海中ではタチウオだらけで、またベイトもめちゃくちゃ多い海域である事。そうなると活発な捕食活動が常に積極的に行われていて、とにかくアピール力を増す事やリアクション要素を絡める事での、タチウオにより魅せる展開の釣りがハマるように感じました。
魚がエサさえ見つければ、いくらでも追ってくれるような海域であり、私の「深追い掛け釣法」がハマるポイントでもあると考えます。
水深がある分、早アワセは口先に掛かるケースが増し、バラシの増加に確実に繋がります。
こんなサイズのとやり取り、想像してみてください!!
ほんとに、めちゃくちゃ太いです!! バラしたくないですよね?? しっかり追わせてくださいませ。2次スイッチの入ったタチウオは強烈な食い上げを見せてくれますよっ。
最高のフィールド、豊後水道エリアのタチウオ釣り、タチウオマニアの皆様方に是非チャレンジしてもらえれば幸いです。
私も今後も必ず通いたいと思います。では、長文失礼致しました。
次回は、大阪湾のタチウオ釣りの状況は徐々に冬のパターンへシフトを始めていますので、そのあたりについて書かせて頂きますね。
いつも、ありがとうございます。