2月8、9日(業者日:7日)と開催されたフィッシングショー大阪2020。コロナウィルスの話題の影響でマスク姿が目立つものの、会場は例年通り活気と笑顔に満ちたイベントでした。
自分自身も1年ぶりにお会いする方々、タチウオマニアの方々とも遭遇できて楽しいひと時でした。
今年は滞在時間が少なめだったのですが、駆け足ながらタチウオマニア的に気になるアイテムをチェックしてきましたので、レビューしてみたいと思います。
まずは、ダイワブース。
時期的に、まだ2020年のタチウオアイテムの展示は少なめでしたが、やはりテンヤタチウオ的に大本命と言えるのは、リニューアルされたシーボーグ200J-DHでしょうか。
自分も初代機の発売以来、長年にわたって愛用しているシーボーグ200Jのダブルハンドル仕様。
以前はシングルハンドルが圧倒的に人気だったテンヤタチウオですが、ここ数年、細かい誘いのバリエーションが増えたことでダブルハンドル愛用者も相当多くなりました。
で、今回2020年モデルでの前モデルからの仕様変更点はというと、
何といっても、JOGレバー。アルミの削り出しによるJOGの採用でグリップ力、操作感が前モデルと比べて大幅に向上しております。前モデルがこちら↓
愛用してきた初代機も流石に古くなってきたし、ぼちぼち買い替え時かな…
それから、リールで他に気になったのが、
シーボーグ200J-SJというNEWモデル。以前300サイズで出ていた電動ジギング仕様の200サイズ版。
PE1.2号が500m巻けます。自分が使っている200Jには発売時から1.2号を500m以上巻いて、アカムツ、キンメ、クロムツ、オニカサゴetc…の電動スロージギングにも使ってましたので、これも個人的に欲しかったやつ。
それと、手巻きリールのほうでは、
自重165gという超軽量のICカウンター付きリール。ティエラIC。
とにかくめっちゃ軽い。
10mごとに音で知らせてくれるデプスアラーム機能も便利。
ちなみにこのティエラICと前述のシーボーグ200J-DHは昨年末に東京湾で撮影した動画でもツッキーこと高槻慧(ダイワ・フィールドテスター)さんが解説してくれてますので、興味があれば参考にしてみてくださいね↓
さて、次はテンヤを見てみましょうか。今回の展示では、正直ちょっと回り切れてないとこもあると思うんですが…
全体的にNEWアイテムが少なめだったんですが、まずはヤマシタブース。
食い渋り時に圧倒的な威力を発揮する『猛追(もうつい)』シリーズ。2020年のNEWカラーを発見。
三重大との共同研究によって開発された『サーベルグロー』という、通常のグローとブルーグローの中間に位置する「ビミョ~」な発光がタチウオに効くんだそうで。食い渋り時や大型を意識したカラーと言えるのですかね。
↑こちらの定番・猛光(もうこう)シリーズも、そんなカラーが採用されたNEWバージョン。現在のところダブルフックのみの発売予定のようですが、フォルムも少し改良が加えられいて瀬戸内などでは活躍しそう。
続いてのテンヤは、オーナーばりブース。
こちらもNEWカラーの発表がありました。
一番左は、グロー+パープルグローの『Wグローゼブラ』。なんか、そそりますね(笑)
通常のグロー+薄い発光のゼブラのコンビです。暗闇ではこんな感じに発光します↓
これと、もはや定番とも言えるパープルゼブラ、そしてさらにアピール度は控えめなシルバーキャンディ。
いずれも、食い渋り時など、少し変化を付けたい時に効きそうですね。
お次は、シマノブース。
まずはテンヤですが、こちらもNEWカラーが発表。
右の3つがNEWカラーで、特に…
タチウオマニア仲間のタテポン(立野義昭/シマノ・フィールドテスター)オススメのカラーがこちら。
低活性な今の時期などに「かなり効くんですよ!」とおっしゃってました。数日前に大分・豊後水道に釣りに行った際にもこのカラーが激ハマリだったそうです。
次に、こちらも大本命。
かっこいい。
革命的でありつつ、発売当初は賛否もあった『タッチドライブ』搭載のフォースマスター600ですが、現場での調整を重ねて進化。こちらは待望の左巻きバージョン、フォースマスター601。
発売当初、巻き上げの初速が速すぎることが一部の間で問題視されましたが、ちゃんと進化してました。
巻き上げ開始時の初速を自分で簡単に調整することができます。
巻き上げ速度をタッチドライブで調整して、MENUボタンを長押しすればOKです。いい感じですね。爪汚くて、すみません。。
それから、探見丸もアップデート。
偏光グラスを掛けていると見にくかった画面が、偏光グラスを掛けていても見やすい仕様に。地味に、かなりうれしいです。
ついでに、
↑このビーストマスターMD3000なんか、もはや液晶に探見丸ついちゃってます…。凄っ。。もはや未来のリールって感じですね。
もちろん肝心のパワーのほうも凄くて、開発者の方いわくは「20㎏のカンパチもゴリ巻きできるパワー」とのことでしたが、実はこのリール、体感コーナーも設置されていて、本当に見た目からは想像もできないような驚異的なパワーと安定したトルク感って感じでした…
このリールに関してはタチウオとはほぼ関係ないですが、デザインも含め、ある意味、究極の「大人のおもちゃ」って感じですね。
で、ロッドのほうですが、
現在のところ、今年の最新アイテムは昨年発売のこちら。
大人気のサーベルマスターXチューンテンヤに『9対1』モデル。長さは160cm。
それから、
携帯性にも優れて、お値段もリーズナブルな、センターカットのセパレートタイプのサーベルマスター。『サーベルマスターSS』シリーズ。
昨年は人気もさらに急上昇したサーベルマスターシリーズ。今夏以降もまたさらに追加モデルがあるのかな…!?
さて、そんなこんなでいろいろ見ていく中で今回の展示で、個人的に一番気になっていたアイテムといえば…
がまかつブース。
『TACHIUO TENYA MS』の参考出品。
待望の、『三石忍(MS)プロデュース』のテンヤタチウオロッド。
キングバトルなど、昨年末のイベント等でちららちらとご本人が使われているのをチラ見していたのです。「なんだ、あれは…」と。
プロデュースしたご本人の説明によれば、
「高弾性カーボンと中弾性カーボンの融合で、『レスポンス』と『ナチュラルさ』を併せ持った今までにない調子に仕上げました」
「強靭なバットによりレスポンスよく、しなやかな穂先により自然にエサを食い込んでくれます」
そして、
「ジャークを多用してもブレがなく、思いのままにテンヤを止め、アタリを明確に出してくれるロッド」
とのこと。完璧か(笑)
発売が予定されているアイテムは3機種で、硬いほうから順に、MH175、M180、ML180。
40号のオモリを下げてみると…
といった感じの調子。
手元のほうが上で、先へ行くにつれて徐々に回転して穂先ではガイドが下を向く『スパイラルガイド』を搭載しています。
それと特徴的なのが、バット部が非常に長く作られていて、脇にしっかり挟めて操作していて疲れにくい仕様になっている点も初見ですごくいいなと思いました。
というわけで、駆け足での解説でしたが。
まだまだ現場で使ってみないとわからない点も多いですが、今後の実釣レビューなどでまた詳しく解説していきたいと思います。