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【フォール】の重要性

オーナーばりスタッフ今永です。

大阪湾船タチウオテンヤもシーズン終盤に入り、もうやめよう、もうやめようと思いながら、デブゴンが狙って釣れるため、ついつい通ってしまっています。

ハイシーズン中の数釣りも面白いですが、厳しい時期の大型狙いもまた、たまらなく面白い。ということで、釣行日3月30日。

船宿釣果ブログ↓

https://ameblo.jp/izumimaru0330/entry-12585927099.html

3日時化たあとの小潮回りのアカマツ。とりあえず1匹釣れたらいいな、あわよくば3匹釣りたいな。それぐらいの気持ちでした。

私の釣座は左舷ミヨシ。前半はトモからの潮、後半は右舷ミヨシからの潮でしたので、後半勝負。この時期の鉄板カラー赤金からスタートしました。

一投目から緩いジャークからのステイでいきなりアタリ! しかも荒々しいアタリに即掛けもバッチリ決まり、あっさり1匹キャッチ。

しかも118cm! 気をよくして、そのまま同じ誘いパターンであっさり2匹目。

115cm! 

同様のパターン、全く同じタナで3匹目もキャッチ。小型のように思い、写真も撮りませんでしたが、普通にメーターオーバー、本来なら良型サイズ。最近のタチウオが大きすぎて若干感覚が麻痺しています。

思いのほか高活性なのかと思いましたが、ひと流し目が終わったところで、フィーバータイム終了・・・。2流し目からはアタリも止まってしまいました。が、ここからがこの時期の釣りの面白いところ。

周りの方も私も、この時期定番のスローな誘いや赤金、イワシなどの無発光カラーのテンヤを使用しましたが、アタリませんでした。

しかし、船長も粘り強く同じ筋を流しているので、魚探にはしっかり映っているものの、口を使わせ切れていないと判断しました。

こういう時、私はとにかく周りの方とは違う誘いやカラーを使い、しらみつぶしにパターンを探していきます。

スローな釣りだけでなく、速い釣り、フォールの釣り、強烈なジャーク、短いステイ、グローテンヤなど固定概念にとらわれずとにかくあらゆることを試します。

その中で唯一、それまで一切反応を示さなかったタチウオからのコンタクトがあったのが「フォール」でした。

私自身、実はこのフォールの釣りが大好きで取り入れることが多いのですが、無反応なことが多いのも事実。

しかし、ある一定条件下では、異常に反応してきます。

この日の大当たりパターンというのが、魚探に映っている口を使わないタチウオの捕食スイッチをいかに入れるか、そしてそれをいかに掛けるか、ということでした。

具体的には…

<船中誰もアタっていない時(太刀魚のやる気スイッチゼロ時)>

強烈ジャーク2回(スイッチオン)→超スローテンションフォール(喰わせの間)→アタリを即アワセ

<近くの釣り座でアタっている時(すでにやる気スイッチが入っている時)>

狙いのタナでステイor竿1本分スローに誘い上げ→超スローテンションフォール→アタリを即アワセ

これがパターンでした。

もちろん必ずしもこれがアタるとは限りません。

ですが、アタリのない時ほど自分の中の引き出しをひたすら開けて、正解を探していくことが、遠回りなようでいて、実は釣果への近道なのではないかと思います。

実際この日もシーズン終盤でしたが、自分でも驚きの21匹。

しかも、100〜118cmと良型オンリー!

アタリのない時にはこのようなパターンもぜひ試してみてください。

タックルデータ

竿:サーベルマスターX TUNE TENYA 91H160(シマノ)

リール:フォースマスター400(シマノ)+フォース600ハンドル

ライン:PEジガーULT X8 2号(サンライン)+フロロ8号

テンヤ:掛獲船太刀魚テンヤ 40号(オーナーばり)