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東京湾テンヤタチウオ入門【エサ/エサ巻き編】

こんにちは。ヤマシタスタッフの櫻井亮太です。

今週末も私、横須賀の船からテンヤタチウオを予定しています。ただ心配なのが太平洋上にある台風・・・日本列島上陸もしそうな勢いで恐ろしいです。

▲ちょうど週末に台風が近づく予報…皆様十分お気を付けください。
 上の写真は自分の良く使う予報サイト
 Windy→https://www.windy.com/ja/

さて、東京湾テンヤタチウオ入門第2回の今回はテンヤに巻くエサとその巻き方についてです。

エサ

エサはイワシを使用します。種類はマイワシが一般的で、15cm程のサイズが各社テンヤのサイズに合っていて最も使い勝手が良いです。

▲一般的なサイズのマイワシ

テンヤタチウオでイワシエサに求められるのは一に鮮度です。

古くなったイワシだと、針金で巻くだけでお腹が割れてグズグズになってしまったり、水中の誘いや回収の水圧だけでも崩れてしまい、手返しが悪くなります。スーパーで売っている生食用のイワシ、マルキユーのギュッとイワシなどの加工イワシエサがオススメです。

▲ギュッとイワシ(マルキユー)
イワシをアミノ酸で適度に締めており、エサ持ち抜群のイワシ。かなりオススメ!

多少鮮度の劣るイワシエサの場合は、マルキユーのアミノリキッドや旨〆ソルトなど、エサ締め用のアイテムで水分を抜いて持ちを良くする工夫をすると釣果アップに繋がります。

▲マルキユー  旨〆ソルト(左)、アミノリキッド(右)
前日からエサが手に入っているなら、リキッドに漬けて冷蔵庫で保管。当日配られたエサには旨〆ソルトも併用して使い、時短でエサ締め、という風に私は使っています。

また、冷凍イワシは必ず解凍してから使用すること。凍ったまま巻くと、針金が肉に食い込まないので一度海に入れると針金が緩くなり、エサ外れの原因になります。

東京湾の最近の傾向を見ていると、活性の低い時に大羽イワシ(全長20㎝以上の大型のマイワシ)にアタリが集中するパターンがあります。

この大羽イワシはスーパーで手に入るのですが、大型ゆえ、テンヤに巻いた際に水の抵抗を大きく受けて身が崩れてしまいがちです。もし使う際は、アミノリキッドや旨〆ソルトで2日ほど身を締めた上での使用をオススメします。

エサ巻き

イワシの巻き方についてご紹介致します。

ここでは一般的なテンヤ(猛光太刀魚テンヤ )と小シルエットタイプ(猛追太刀魚テンヤ)の 2種類の巻き方を紹介します。

■一般的なテンヤの巻き方

①エサのイワシとテンヤを準備
②テンヤのケン(エサを固定する針)にイワシを刺す。このときテンヤのヘッドにイワシのアゴを乗せること
③エサがまっすぐ刺せていることを確認
④針金(ステン線)を巻く。イワシの頭、目玉のライン位を目安に巻き始める。
頭は固いので少し強めに3回ほど巻いてしっかり固定
⑤尻尾方向へ斜めに巻いていく。頭と異なり身部分は柔らかいので、気持ち緩めに巻く
⑥テンヤの針後端を目安に折り返し、前方に巻いていく。
⑦終端はヘッドとイワシのアゴの隙間の針軸に巻き付ける
⑧最後は針金を上方向に向けておく。こうすることで巻き直しする際わかりやすいのと、タチウオが下からアタってくる際に邪魔にならないように。
これで完成!

■猛追太刀魚テンヤの巻き方

①エサのイワシとテンヤを準備
②イワシの頭をカットする。切る位置の目安は、セットした際に針の後端から尻尾部分が2㎝程出るくらい
③テンヤの2本のピンの間に背骨が挟まれるようにイワシを差し込む
④ピッタリ隙間のないようにイワシを差し込む
⑤ステン線を巻いていく
⑥斜めに巻いていく
⑦針の返し部分を目安に折り返し、前方に巻き返す
⑧一番後ろのラインアイにステンの終端を差し込み折り返して固定。
完成!

他にもショートシャンク(短軸)のテンヤなどでは、イワシの頭をカットして巻く方法もあります。基本は針の後端からイワシを出しすぎないこと。尻尾は2㎝ほど出すのがポイントです。

今日はここまで! ご覧いただきありがとうございました。

次回はいよいよ【釣り方編】です。お楽しみに!