11月6日に大阪湾最大の釣りイベント太刀魚キングバトルセミファイナルが和歌山の加太港にある三邦丸さんで行われました。
関西・関東・中部地方の腕自慢が熾烈な予選を勝ち抜き、この日のために研究と研鑽を惜しまずのぞむステージです。
セミファイナルに上がると似たような技量の猛者達が凌ぎを削り合う形となるため、当日の釣り座は大変重要になります。
そして今年からはセミファイナル・決勝大会のレギュレーションが変わり、80cm以上の太刀魚が検量の対象となります。
検量の時間も長くかかるため、実釣は3時間半の短時間勝負。競技者は数釣りをするのか型狙いで行くのか…悩ましい選択を迫られます…
僕も前日に釣友に混ぜてもらい、プラを行いました。僕の作戦は、プラの結果から、数をたくさん釣って分母を大きくして80アップが入る総数を上げるように決定。
硬い9.1のロッドに手巻きリールで迷わずDAIWA・SSTGミドルフック、餌はサンマのみを使用することにしました。
釣座抽選と開会式を終えて、いよいよポイントへと向かいます。
当日、セミファイナルの舞台は好調の小島沖となりました。 長くキングバトルに出られている方はこのポイントが舞台になったことに驚かれた様です(流せる筋が狭く、なかなか難しいとの予想から)。
6時過ぎ。薄暗い中汽笛がなり独特の雰囲気の中、バトルスタート。
人によるとこの雰囲気が凄い苦手と言われる方もおられますが…折角の関西最大の釣りの祭典ですので、楽しまなければ損とばかりに張り切ってまいります!
朝イチ、ひと流し目は探検丸に映りこそあるのですが、潮が早めの為か…ほとんどのアングラーが魚を引き出すこと叶わず、前日のプラより苦戦するかと予想されました。
でもそれは杞憂で…予想したより早く、日が昇りだすとともに活性は上がり、キャストしてバイブレーションを入れながらのカーブフォールや、巻きからのフォール&バイブレーションを入れてやるとアタリを誘発することができました。
しかし、連日の溜まっているポイントで叩かれた魚の警戒心からか掛かりが浅く、口先にチョン掛かり続出…
硬い竿で、小さな針で数を取りに行っているところに食いが浅いため、トルクがある大きな魚ほどバレる…
色のせいかとも思い、ローテーションしても状況は変わらず…
魚はたくさん掛かってくれたのですが…バラシにアジャストできず、32尾中80cmを超えたのは5本。
今回は残念ながら…予選通過することが叶いませんでした。
後になってみればもうすこし軟調子の9.1ロッドや8.2ロッドになぜ持ち替えなかったのか…等悔やまれますが当日の思考がめぐらなかった自身の未熟さが敗因と反省…
今回の大会からのレギュレーションの変更により「運頼みの大会!」や「くじ引き大会!」等揶揄する声もありましたが、勝ち上がられたのはタチウオに熱い思いを燃やす、紛れもない実力者揃いで、僕は大納得しました!
今週末12月4日(日)に決勝大会が泉佐野上丸さんで行われます。皆さん存分に日頃の成果を発揮し楽しまれてくださいね!
僕も来年は更に研鑽を重ねて、絶対、決勝に行く!!