と、いうわけで。大阪湾のあちこちで今年も熱いアツいバトルが繰り広げられてきた大阪湾タチウオキングバトル。いよいよ12月4日、ファイナル、決戦の日となりました。
早いもので、この大会も今年で10周年。記念すべき年ですが、少々困惑する部分もありました。今までは問答無用の数勝負がこの大会の顔みたいなとこでしたが、今回は80cm以上の数で競うという形に変更となり、ただの数釣りではなく、大型狙いを視野に入れた数釣り勝負…といったルール。これが吉と出るか?凶と出るか…
開会式を終え、船(泉佐野・上丸)は洲本沖の水深130mラインへ。
前日はかなりの食いだったようですが、当日の朝は思いのほかスロースタート。朝イチからバリバリという感じではなく、潮も速く釣りにくい状況の中、ポツリポツリとアタリを拾っていく感じ。
で、そんな状況だと、やっぱり型も全体的に小さめ主体。やっと釣り上げても80cmに満たない…と歯がゆい思いをするファイナリストたち…
例によって寿司屋のネタ箱みたいです。ここまで来る人達はほんと几帳面な人が多いですね。
後ろのほうで歓声が上がったので見に行くと…
120㎝オーバーのドラゴンも登場!
型の多い群れに当たるとバタバタといいサイズのが船中で釣れ続き、小型の群れに当たると、みんな小さい…みたいな状況。
後半、ポイントを少し移動するとかなり食いのよい状況になってアタリも頻発。
見ていて途中である程度の順位は絞れてくるはずですが…今回は型のこともあるので、誰が抜きんでているのやら、見当もつかないまま、無情のストップフィッシングの時を迎えました。
さて、港に戻り、検量タイム。80cm以上を計測したタチウオの数を上げていき、なくなった順から抜けていきます。
最後に残るのは誰か…?
最後に残った2022年の大阪湾タチウオキングバトル王者、記念すべき10代目タチウオキングは…
この人でした。
樋口輝さん!
今まで何年もトライし続け掴んだキングの座。その熱い涙に会場は胸を撃たれました。
そして、準優勝は
酒井威志さん!
3位は
昨年、一昨年の連覇を果たした、
中山武嘉さん!
3人とも本当におめでとうございます!!
10代目キング樋口さんのメイン使用テンヤは、
ハヤブサのタングステンテンヤ、カラーはバーストシュリンプ。
ロッドはサーベルマスターXチューン91H160(シマノ)
リールはフォースマスター400DH(シマノ)
早い時間帯から2枚潮に苦戦しながらも速めのストップ&ゴーを主軸に攻めることで、遊泳力の強い大きい個体を意識して釣ったとのこと。
また、1回目のアタリはあえてスルーしてから掛けにいったというのも良型を意識した攻めの一手だったようです。途中ドラゴンを上げていたのも、それらの効果を裏付けするものと言えますね。
というわけで、参加者のみなさん、今年も本当にお疲れさまでした!
よい年をお迎えください!