どんな大事な取材前でもこんなことはめったにないのですが、実は昨日、眠れませんでした。それほど待ちに待った、開幕取材。
いよいよ大阪湾タチウオKINGバトル2017が幕を開けました!!
昨日、9月1日の春日丸戦を皮切りに、全52戦という…はちゃめちゃな数の予選会。。わいわい楽しい予選会。そして、マニアを苦しめ続ける予選会。そう、この大会、準決勝への切符を手に入れられるのは各予選での竿頭ただひとり。
本日は予選2日目。過去2人のキングを生んだ須磨の仙正丸での予選第1日。早い段階でSOLDOUTとなっていたこの予選会、女将さん(ブログは→こちら)からはこっそり、スゴイ面子です…とだけ聞いておりました。
今日は神戸沖の水深80mライン。土曜日ということもあってひしめき合うように、すごい数の釣り船が出ています。
朝イチはまずまずの活性でアタリも多く、タチウオが追う!
ゲスト参加の伊丹さん。順調に数をのばしていきます。(使用テンヤ;快適船タチウオテンヤSS)
ミヨシには藤木さん、右舷のトモには後ろから植原さん、吉田さん、福岡さんと並びます。
朝イチは活性もよく、タナは底から10〜20mあたりまでがホットゾーンの様子。藤木さんのあの、久々に見る激しいジャークの釣りに次々とタチウオがヒット。
他の人も順調に数をのばしていき、8時半の時点での中間集計、トップ18尾。
さて、それから長く苦しい展開が始まりました。。
タナは底から10mまでとなり、アタリがきても追わないパターンに変化。掛からない。そしてバラシも一気に増えます。
11時を過ぎると、アタリは底から3〜5mまでと一気にベタ底でのこまかい、しんどい釣りに。
そんな状況、そんな強豪揃いの接戦の中、トップは2人。34尾。
藤木氏、そして植原氏。2人とも本当にお見事でした。さすがのさすが。ですが…この大会、各予選日を通過できるのは無情にも1人なのです。。というわけで長寸勝負となりました。
尻尾の長さがほんの少し…????
超実力派の植原さん、ざんねん。。
そして、見事予選通過を決めたのは、この人。藤木研一さん!
なんで、すしざんまいポーズやねん。
久々に彼の釣りを見て、第一回の決勝大会でのあの衝撃を思い出しました。
準決勝、決勝での活躍も期待しております!!
メインは、ロッド→メタリアタチウオM185(ダイワ)、リールはシマノフォースマスター400(シマノ)
サブは、ネライM200(ダイワ)、リールはオシアコンクエスト300PG(シマノ)
テンヤは下写真のもの使用
上から
船太刀魚テンヤベーシックシングル(ハヤブサ)オールケイムラ
サーベルマスター船テンヤ(シマノ)ケイムラ夜光
猛光太刀魚テンヤ船(ヤマシタ)
船太刀魚テンヤベーシックシングル(ハヤブサ)ナチュラルイワシ
食いが渋い時間帯もカラーはケイムラがよかったとのこと。
誘いは、前半の活性のある時はハイピッチな、通常の『藤木ジャーク』で。最終的にベタ底で全く追いのない時は、止め→シェイク→止めで、モワッとした居食いのアタリをしっかり見極めて釣ったとのことでした。正直、フッキングのタイミングについては、藤木さんの釣りの場合、スタイルがかなり独特なので自分などからすると謎も多いのですが、いわゆる即掛けのようなアタリの取り方はせず、しっかりとした本アタリを見極めてから掛けにいくスタイル。
早いピッチの釣りでの圧倒的な実力はもはや有名ですが、本来あまり得意ではないはずの渋い時間帯もうまく攻略したところが今回の大きな勝因だったのでしょうか。
それと、エサも少しかわった物を使っておられました。イワシの丸干し+サンマ。
こんな感じで抱き合わせに。イワシ+サンマの抱き合わせは以前からやっていますが、「丸干しは通常の冷凍イワシより身がしっかりしててええわ〜」と。
そんなこんなで、開幕取材もとてもよい機会に巡り会えて大満足でした。
また、仙正丸の辻船長、仲乗りの山田くん、クーラーチェック、納竿時間のアナウンスや中間発表まで、本当に丁寧に行っていただいていて、感激でした☆
※右が辻船長、左が山田くん
さらに、女将さんからもお心遣いを。
須磨の一番摘み海苔!最高です。もうスーパーの海苔には戻れない今日この頃です(笑)