皆様、お久しぶりです。タチウオマニア編集長・可児です。
2018年、大阪湾のタチウオシーズンも間もなく開幕を迎えそうな、迎えなさそうな。各メーカーからはタチウオマニアにはたまらない魅力的なアイテムたちが、ぼちぼち情報公開され始めて、既に個人的にはシーズンインしちゃってる気分な、今日この頃。
実は先週、たまたまお仕事をいただいて、初の『東京湾タチウオ』を動画ロケしました。ご存知の方も多いでしょうが、東京湾のタチウオ釣りは天秤仕かけでの釣りが主。なので、大阪湾のテンヤのタチウオ釣りを東京湾でも少し広められないか、などと数年前から夢想しつつも、テストに行っている関係者の方々を恨めしく思いながら眺めていたものです。
今回は新幹線で東京へ。まさかのサンダルで出張。
ただでさえ機材が多いので…道中も、船の上もサンダル、というのがベストの選択ということになりました。
実は、前日の晩は鳥取でのイカ取材でした。取材を終えて上がってくると深夜0時。そこから鳥取市内の、いつもの居酒屋『うまいもんや』へ船長と直行。釣ったばかりのイカを持ち込んで…
この贅沢っぷり。どうだ、うらやましいか!(笑) やっぱりイカは釣りたてが一番! 釣れたての、まだ生きたままのイカを食す! やばい。これは、自分のイカ人生の中でも最高の味、そして食感。やばい。やば過ぎる
さっき釣ったイカを、プロの腕による絶妙な加減で、天ぷら。食べたことのない味。。贅沢過ぎる。
ちなみに、イカ釣りで毎年お世話になっている久幸丸(鳥取市・賀露港)にお願いすれば、釣り後に、ここでイカが食べられますよ(料金別途/※予約、問い合わせは久幸丸まで)
話がそれましたが、そんなわけで、朝まで飲んで車で仮眠後、大阪へと向かい、そこから新幹線で東京。今回は結構ハードでしたので…
『二葉』(荻窪)の『背脂煮干しラーメン』でエネチャージ! ちなみに、前回の関東ロケから、定宿は荻窪となりました。なぜなら、ラーメンが美味しいから。なお、二葉では、人気No.1というこのラーメンより、普通のラーメンのほうが好みでした。
さて、朝は4時起きにて、お迎えの車に乗り込み、横須賀・金沢八景へ!
さすが関東の船宿は違いますね。
さて、東京湾。当日の天秤タチウオの模様は、ダイワ『船最前線』のYouTubeチャンネルにてご覧ください。関東の方は、『つり情報』(7月15日発売)にも掲載されるようですので、買ってくださいね〜
↑同船の『つり情報』社長・ねぎぴー氏。
これが関東の天秤仕かけ。
こちらが当日の天秤タックル。2018の新製品、メタリアタチウオゲーム。動画を見てもらうと分かりますが、すごくいい竿。シャクッた後にピタッと止まる調子。すごくいい。
でも、ここでの本題はこれではないのです。
当日は朝からいつになく、ぼちぼちな撮れ高を稼ぎました(つまり、釣れたので)。
ひと段落したな、と思った時に眼に飛び込んできたのは…
な、な、な、なぜ、ここに…
極鋭タチウオテンヤSP EX AGS 178
『EX』
それは…あの、極鋭シリーズの中でも、『最高峰』を意味する称号。
この方の仕業です。
ロケ中でしたが、使命感にかられ、気がつけばテンヤにイワシをぐるぐる巻き付け、『EX』を固く握り、舳先へと向かう自分がいました。
念願だった2つのこと。
東京湾でタチウオテンヤをすること
『EX』を使うこと
普段は右巻きなのですが、余っていたリールは左巻き。そんなの関係ない! ここは水深50強だったかな? 50mあたりからぎこちなく、いつもの早巻き開始。
クルクルクル…ピタ…クルクルクル…ピタ
ぎこちない動作を続けていると、40mで止めた瞬間、ふわっ。
え?うそやろ?
ロッドを上げると、どすんっ! いつものやつですよ。一番好きなやつですよ。
しかも、なんか重いぞ。
ふつうにでかい。指5本。
東京湾でテンヤでタチウオを釣る。
EXで釣る。
ここ数日バタバタしてて、全く期待もせずにやってきたのですが、まさかの東京湾1投目で…
神様、ありがとう。お母さん、生んでくれてありがとう。
たぶんタチウオマニア読者の方々は、そんなことよりレビューをくれ!とおっしゃるでしょうね。ただ、左巻きだったのと、この1投しかしてないので、詳しいことは、また後日ということになってしまうのですが…(汗)
軽い。それもめちゃくちゃ軽い。
シャクリを入れた時、アワセを入れた時のしなやかさが違う。ジャークを使う方には、非常に使いやすく、テンヤがいい動きをしてそう。
見た目には極鋭197にも似た調子ですが、また違う。
ジャークした時もそうですが、何より掛かってからのしなやかさが、197の弱点を克服している感じ(197は一番の愛竿ですが)。掛かってからの安心感が全く違う。
そんな印象を受けました。
あーーーーやばい。欲しい…
今後ももっと釣るチャンスがあったらレビューしますね〜
※この竿の開発にも携わったGO太クンによる解説はこちら
みなさま、今回もロケ、おつかれさまでした。思わぬ収穫に興奮冷めやらぬ1日でした。