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2018大阪湾テンヤタチウオ「開幕戦」と「第2戦」。【つりそく】取材と【THE FISHING】取材

先ほど、朝からタチウオマニアの投稿を書き上げ、公開しようとした途端に、データ消失。約4時間の苦労が水の泡になった山口です。冷や汗全開です(;^ω^)

「やっと」と言うか、「もう」と言うか・・・2018年 今シーズンの大阪湾イチの人気者のタチウオのター様を狙い、テンヤタチウオ開幕戦がやってまいりました。今年もアツいアツい夏が始まります。

今回は有難い事に、2日間に渡りダイワさんの取材に同行させて頂く事になりました。初日は【釣場速報さん】、2日目は【the fishingさん】です。シーズン初戦から凄い光景を目の当たりにする事になりました。

【初日 開幕戦】

当日は和歌山加太港 三邦丸さんの午後便で出船です。7/27【金】発売の釣場速報に掲載分になります。私は、はやる気持ちを抑えつつ向かいますが、いつもの如く早く到着・・・時間が有るので、歩いて淡島神社に今季の安全と大漁祈願、そして本日の取材成功を願ってお詣りに。

境内に流れるスローな時間を満喫しつつ、いつものおみくじを・・・。

あかんでしょ・・・末吉は・・・・(^_^;)。でも今回の目的はあくまで安全釣行と大漁祈願、そして取材成功の参拝ですので良しとしましょう!(笑)

そして、出船前から今季のタチウオテンヤ話に熱気もムンムンです。

今回はダイワ 宮澤さん、西村さん、郷原さん。そして釣場速報の可児さん。そして、写真を撮って下さった西野さんと私の6人で白さんぽうで出船です。戴いた真新しい扇子、ほのかに香る良い匂いのおかげで心が洗われました。

取材船は左舷に取材対象の西村さんと郷原さんが、そして右舷に宮澤さん、西野さん、私が乗船。そして私達にアタリが有れば取材組へ伝えてチームプレーで取材成功を狙います。

6人を乗せた白さんぽうは、海水浴場のお客様を横目に見て、一路 地の島沖(通称:アカマツ)へ。当日は月齢3の中潮。大きな潮の日で特に午後の潮が速い。見た目にも潮の濁りが分かります。昨年なら既に釣れ出していたタチウオですが、今年は遅れているようです。

取材の詳しい内容については・・・7/27【金】発売の釣場速報をご購入の上、ご覧くださいませ。あの竿を含め新製品目白押しの内容になっています。

このタチウオマニアの私の投稿では、取材対象のお二人の裏で繰り広げた、釣りの模様をお伝えしますww。

地の島沖に到着前から南西の風5~7m、そして下げ潮。潮と風が逆方向でラインがあちこちに流れます。こういう日は本当にラインコントロールが難しい。その上、今日が今季初戦。そしてあの竿を初めて使います。

おっと、その前に・・・本日は屋根の有る船宿さんなので・・・

水道配管用の断熱材

初使用のあのロッドをフッキング時の不意の屋根直撃を避けるために、屋根に衝撃吸収材を装着させて頂きましたよッww。これで安心です。

船中では、状況の厳しさに不安を抱きながらも、ワイワイガヤガヤ。本当にこの方達は楽しんで仕事をされています。

宮澤さん、ノリノリですww。思わず私も質問させて頂きました。

私:好きな事を仕事にされてるのは分かりますが、好きな事でも仕事になると嫌いになりませんか?

宮澤さん:自分はツイています。周りの環境も本当に良くて楽しくて仕方ない。

私:(絶句、私には考えられない状況です)

それも、また色々な事を今日も試しておられます。見ていて私は・・こりゃ好きでないと出来ないわと絶句しました。

 

そして地の島沖で釣り開始。最初なので一番得意な誘いで開始です。今日は底から丁寧に探る作戦。そしてあの竿登場

ロッド:ダイワ 極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178
リール:ダイワ シーボーグ200J

左手に竿を持ち、振り込むと・・・やっぱりとにかく軽い。嘘のように軽いです。そしてパーミングがしやすい。上級グレードのEVAの手触り感が良いです。特に私は真新しいEVAの感触が大好きです。

40号のテンヤの負荷で、このように曲がります。この穂持ち感が抜群です。当日は波が有り、強風で船が多少バタつきますが、この絶妙な穂持ちのおかげとSMT(スーパーメタルトップ)の硬すぎず、また柔らか過ぎずのバランスで、波に追従してくれます。また反発力も適度に有るので、絶えず軽いラインテンションが掛かります。この「絶えずテンションが掛る」状態がいつも有ると小さなアタリも見逃しにくいです。


反発力の有りすぎる穂先は波の上下で一瞬のテンション抜けが起こりやすく、知らない内に餌が無くなる事が多くなったりまします。また反発力のなさすぎる穂先は、お辞儀を大きくしてしまい、粘る穂先のおかげで衝撃を吸収しすぎて結局アタリを見逃す結果になったします。

でも・・・肝心のアタリは来ません (笑)(笑)

時間を追うごとに潮の速さは増すばかり、そして南風も更に強くなります。夏場の午後はこの南風が吹きだすとお手上げです。

私自身も誘いにバリエーションを付けたり、stop多め、微速巻きのみなど試しますが・・・アタリナシ。

裏の取材組を拝見しに行くと・・・・・郷原さんのスーパーテクニック炸裂していますww。

スゴ腕 郷原さんの「テクトロ」釣法ww。

ご存知の無い方にご説明すると、【テクトロ】とはテクテクトローリングの略で、波止などの岸壁で、普段の仕掛けの上下のみのバーチカルな誘いだけではなく、人間がテクテク歩いて横の動きをルア―や餌の仕掛けに与え、上下左右の動きで釣るスーパーテクニックですww。実は岸壁でルアーや餌つり仕掛けでテクトロをすると本当によく釣れますww。

郷原流 「仕立て船専門 テクトロ釣法」を勉強させていただきました(笑)(笑)(笑) ちなみに今回は残念ながらター様からの返事はナッシング。残念無念でございますww。

厳しい中にも、船中大爆笑。何となくダイワ製品が売れる理由が分かったような気がします。この方達・・・ほんまに楽しそうに仕事をこなしておられます。そりゃこんな方達が作った製品は釣り人にウケるでしょうね。

まぁ詳しくはつりそくご覧ください・・・って、テクトロは間違いなく掲載されませんがっ。

そして船長「厳しいのを承知の上やけど、このままアカマツいても可能性低いから洲本行ってみようか」と言うことで、潮の更に速い洲本沖へ。

やはり海峡の本流筋だけあり、風表になるのでキツク、そして潮も速い。ラインが遥か彼方へ流れていきますww。

しかし、水深65mで20mほど水面から落としたところでラインが止まる 驚。直ぐにクラッチを戻して誘うと・・・「トントン」当たる!!フッキング!!失敗

回収すると、餌が綺麗に無くなる。

餌を付け替え、またフォール。そして40m程の所でクラッチを戻し誘いを開始。すると32m付近だったか23mだったか忘れましたが、またもや「トン、トン」とアタリ有り!!当然 即合わせ

極鋭EXに初の重みが乗る!!直ぐにシーボーグのスイッチオン。巻き上げるとドンドンと変な反動が・・・・。でも結構重い。タチウオではないと思いながら上げてくる、「サゴシか?」と言うぐらい重く、また引く。宮澤さんがタモまで用意下さり待ち構えていると・・・・。

これでした 滝汗。巨大シマフグ。タモを構えて頂いた宮澤さんも無言のまま、タモ収納ですww。飛んで来て下さった、つりそくの可児さんも「またか・・・」というような表情・・・・。

私も「また・・君か・・・」と思いました。相変わらず、フグには好かれているようですww。

なんと極鋭タチウオテンヤSP EX AGS 178の初getは、巨大シマフグちゃんでしたよ。先が思いやられます。

そして今度は、横に座る宮澤さんがHIT!!上がって来たのは・・・

石 (笑) それも石に付いたフジツボの身をフックアップですww。有り得ないですww。

一番後ろの西野さんは、ずっと沈黙・・・・・。アタリ数回あったらしい・・・。難しすぎる・・・と。

今日はこの子達も沈黙でした(;´Д`)下側の2つが快適船テンヤSSの新色【ケイムラ白夜光、ケイムラ赤金】そして右側が、もうすぐ発売の小針の快適船テンヤSS 早掛けバージョンです。

この後も、結局アタリらしいのが数回あったのみ。

私は、シマフグ1尾をいう非常に厳しい釣果で開幕戦を終えました。でも明日が有ります。明日に期待です。

【2日目】

今日は関西ではテレビ大阪で放送されている「the FISHING」の取材になります。今日も有難い事に同行させて頂きます。

今回は泉佐野漁港の上丸さんから出船です。

昨日の厳しい状況を我が身を持って感じたので、今日は本気です。・・・でも正直、昨日も本気でした(;´Д`)。

今回の取材対象者はこのお二人。本当に頑張ってくださいと願うばかりでございます。演者のお二人、そしてスタッフの方々の人数から、経費の大きさが目に浮かび、昨日の状況を考えると冷や汗が流れます。まぁでも昨日は午後便。今日は午前便なので期待は十分。そしてこのお二人の腕は折り紙付きですので大丈夫でしょう!!

詳しい内容については、8/11【土】放送のthe FISHINGをご覧ください。大丈夫ですよーーーー。お二人はキチンを仕事をこなしました!!凄いの一言です。

そしてまたまたこのタチウオマニアでは、その取材の裏側でゴソゴソしていた私達の模様をお送りしたいと思いますww。

上丸さんに乗船するのは昨年のキングバトルファイナル前日以来です。そして、エンジンを乗せ換えた上丸さん、神戸沖に向かいますがスピードが超速い。景色の流れが他の船と全然違います(;^ω^)。

ドギーマンビルが朝日に輝いています。月齢は4で中潮。まだまだ潮周りは大きい潮ですが、朝日に爆釣祈願。

神戸沖の南側73m付近で釣り開始。

ロッド:ダイワ 極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178
リール:ダイワ シーボーグ200J

今日こそは、タチウオ一尾目を獲ると息込んでますww。まずは一尾目をGETするべく、いつもの1.5m刻みの誘いを開始。やはり潮色を見る限り濁っています。ただ濁りと言ってもそんなにひどくは有りません。期待は十分できます。

テンヤ:ダイワ 船タチウオテンヤSS40号。ケイムラ赤金、ケイムラ白夜光。

今日もサンマとイワシを併用。ですが、結果から言うと釣果の全てがイワシでした。やはりシーズン初期、特に厳しい状況の時はイワシの方がよさそうです。

まだ、私もテンヤタチウオの感覚が戻らないので、底から丁寧に探っていきます。そして一流し目、底から直ぐにアタリのようなものが・・。一瞬テンションが抜けました。でも追って来ず。しかしアタリが有ったので、少し気が楽になりました。

しかしこの後、アタリもなく・・・・。

横瀬、明石大橋の近所、そして・・・仮屋沖と船長も必死のパッチ。私も必死です。いつも以上に丁寧に探りますが、感覚が未だ戻らず、そしてNEW極鋭のクセも未だ分からないので、手探り状態。

そんな中・・・取材組は・・・・。詳しくは番組で・・・・。

私は、アタリもなくダメダメです。

そして、船長は男の決断。「洲本、いくでーーー」と。私も行くなら今だと。昨日の潮時を考える限り後になればなるほど、厳しい時間がやって来るのは間違いなし。時間は9時過ぎ・・・。

そして、洲本の随分外れの浅場に到着!!水深46mだったか・・・・。浅ッと思っていると第一投目・・・、ゆっくりステイ長めのいつもの1.5m刻み。底から10m程誘ったその時・・・・、絶妙な穂持ちを保った極鋭の穂先が「ふぁぁぁぁ~」とラインテンションが消える・・・・。

まつったか??と横の西野さんのラインの向きを確認。そしてハンドルを巻き、テンションが掛った所でストップ、するとまた「ふぁ〜」とノーテンション。。。。。間違いなくアタリです Σ(・□・;)迷わずフッキング。

「ドスーン」とロッドに反動が・・・・・。そしてシーボーグのジョグをON。時折物凄い引きでグイグイ持っていかれる。でも、極鋭EXのバットパワーは凄くてラインが負けてしまいそうだったので、ドラグの調整を・・・。「あかーーん、タチウオ違う。サゴシやーーー」と思いながら、昨日の事も有るしフグか?とも思うが、ドラグが出るような勢いで引っ張る。結局ドラグのお世話にはなりませんでしたが・・。

中乗りのかよちゃんも来てくださいり、タモ準備。サゴシの準備です。

しかし・・・あと5mの所で・・何やら長い魚体、弧を描いて上がって来る。おいおい、タチウオやーーーーと大騒ぎ。それもデカイ。急に船上大慌て!!私もビックリ。そしてラインを手で持ち抜きあげると・・・・

マジですか???このサイズ

釣った自分が一番びっくりです。

なんと125センチ有りました。私、昨シーズンは711尾のター様を釣り上げましたが、120センチ以上のター様は1尾のみ。なのに今シーズンはいきなり一尾目が125センチのドラゴン。もうこれで今シーズンはドラゴンさんとはお会いできないような気がしますww。

それも、極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178での一尾目のタチウオ様が125センチとは出来過ぎです。どうやら最高の相棒になりそうです。

でも・・・・これ・・・・本当に嬉しいのですが・・出来れば・・・取材のあのお二人の方に行っていただいた方が・・・滝汗。KY丸出しですww。でも、申し訳ありませんが嬉しさが勝ってしまい少しハシャぎました。すみません、ドラゴンとの縁がない私なので、ご容赦くださいませ。

しかし、このポイントでは結局続かず・・・・。そして移動。少しずつ南へ・・・・・。でも明らかにアタリの数が多くなってきている模様です。船長もマイクでパフォーマンスを・・・。コレは確実に良いタイミングに来ています。

そして、流し直しで昨日、スゴ腕を見せつけた、テクトロ郷原さんwに勉強させて頂く為に誘いを見せて頂くと、朝から当たるのは微速巻きばかり・・と。私も同じ意見です。当たるのは微速巻きばかり、でも追いは無し。いつもここで迷うのはアタリを出る誘いを続けるのか?でも微速巻きって実はアタリは多いですが、勢いの良いアタリが出にくいのも事実。結局リアクション狙いでアタリが出なくても、出た少ないアタリを取るのか?という選択を迫られます。

これは10月頃のタチウオの産卵後のナーバスになったタチウオ様を狙う時も同じことが言えます。そして私は少し違う手法を試しました。潮濁りを気にして朝から今日は、ケイムラ白夜光ばかり使用していましたが、チェンジ。

テンヤ:ダイワ 船タチウオテンヤSS40号。ケイムラ赤金、ケイムラ白夜光。

ケイムラ赤金に・・・。このテンヤは夜光塗料は使用していません。潮濁り時は正直避けるカラーですが、当日はアタリが少なかったのでとりあえず試してみる事に。

フォールの釣りです。渋い時こそ落ちるものに反応する魚の習性を利用してみました。でも潮濁ってるし行けるかなーーと思いながら。ちなみにフォールの釣りで夜光ナシは私のセオリーです。

そして、底まで落とし5m~7m上げてはテンションフォール。速く落としたりゆっくり落としたりしていると・・・・。

底から3m程でノーテンション。駆け上がりか??とも思いましたが、フッキングすると・・・・グングン引っ張る。あれーーまたサゴシ??と思うぐらい引っ張ります。中乗りかよちゃん登場で、またタモも準備・・・。あがって来ると・・・

また、タチウオでしたww。それもまた大きい!!

メーター越えは確実。計測していませんが100~110ぐらい有ります。なんと嘘のように狙いがBINGO。笑いが止まりません。取材チームからは「あ~あ、山口さん。これで次は無いな!!空気読まないと」と・・・ww。

そして・・・そして・・・嘘のように また数十分後にまたGET・・・・小さかったですが、今度は微速巻きにトリッキーなアクションを付けた直後でした!!」小さなアタリでしたが、テンションをキツメに保っていた事、そして感度抜群のSMT(スーパーメタルトップ)のお掛けでフックアップ。

そしてその時は、船中が急に忙しくなり、バタバタと釣れ始め

テクトロ郷原さんもGETした様子。さすがで御座います。そして、最後の最後までボーズ覚悟で冷や汗全開だった西野さんも

コレでなんとこの厳しい状況で、全員安打達成です!!。嘘みたいです。スバラシイ。

潮がドンドン速くなり出し終了〜。

朝はみんな不安でいっぱい。大丈夫か?と連発していましたが・・・・。船長お疲れ様でした。エンジンを乗せ換えたパワフルな走りで大阪湾を駆け回り、気の早い釣り師の要望にお応え頂き感謝致します。

そして、これにて私の今シーズンのテンヤタチウオ開幕としたいと思います。今シーズンも安全で楽しく釣りライフを過ごしたいと心から願っています。