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『底』を取るより『棚』を獲る【テンヤタチウオ in 大阪湾 第7戦】

今週発売の釣場速報を見て頂いたある船宿のカリスマ船長から連絡を戴き「太った??」と言われ、ダイエットを決意した山口です(笑)手巻きリールに変えてテンヤタチウオエクササイズを提唱します(笑)

さて、台風20号が各地に大雨をもたらした木曜~金曜。そして、数年来の釣り友の方からご連絡を戴き、急きょスタンバイ!!そして「神戸沖なら何とか行けるのでは?」という事で本日、泉南・岡田浦港の湊丸さんより出船となりました。

集まった面々は10名。そして、神戸沖へ・・・・。台風の影響で今日もまだまだ強風と高波が残っている様子。この湊丸さんは波には強い船なので恐怖感は少ないですが・・・・釣れるのか???と違う意味で不安いっぱいです。でも、岡田浦のカリスマ船長wwが居るので超安心。何十年も大阪湾の漁師として色々な修羅場をくぐって来た船長ですから。

そして、今回は数年来の釣り友さんとお連れ様と5人のパーティで、「波も高いでしょうし、私が前行きますね!!」と男らしさ見せつける私。そしてミヨシの席に行きましたが・・・・・この後 大失態(笑)えらい事になりました。

6時50分 神戸沖の60mラインから釣り開始。走っている内は何もなかったのですが・・止まると結構な波(;^ω^)正直 ヤバい!!

写真を撮るのも一苦労です(;^ω^)

ロッド:ダイワ 極鋭タチウオテンヤSP EX AGS178
リール:ダイワ シーボーグ200J

本日は色々な事を試す為に竿も数種類用意する予定だったのですが・・・波風が・・・凄すぎて全てキャンセル(;^ω^)取りあえず、今日の波風を考えるとSMTの穂持ちが波の追従をしてくれるであろうEXを選択。

しかし、いかんせん波高すぎた(;^ω^)私の体がお辞儀します。軽いジェットコースター状態。そして開始なんと15分 内側からこみ上げる何かが・・・・(笑)。胃がムカムカ・・・そして、近くを見るとボーッとします(笑)

そして、流し直しの合図が有り、仕掛けを回収・・・・ドンッ!!!!!!

回収中の事故的HIT。なんと水深20mでヒットでした。私はコレで今日の方針を決めました。

水深は60mぐらいでしたが・・・この水深で当たるのは普通ではない。ついてきたとしても上過ぎる。ですので、私なりに底から10m~15m以内の棚は捨てました。台風の影響で水質も悪そう、そして13の潮です。なにより底に落としてる時間にサミングするのがつらいのです・・船酔いでww。

今日は釣り友さんが、バーベキューの食材をという事で、最低限の食材確保のノルマ付き(笑)私のノルマは刺身size2尾と目標設定です。

そして、意外とアタリは有る。でも、当たるのは底から20~25mも上です。そうなると、使うテンヤにもあの加工は必修ですw。

特にシーズン初期や濁り潮の場合は光らせて目立たせる事が有効な時も多く、テンヤにケミカルライトが装着できるテンヤは重宝します。オマツリの心配も位置的に少なくそして、強く光る発光体。見えにくいですが、上2つにはケミカルライトが装着されています。

ダイワ:快適船タチウオテンヤSS40号
夜光シルバーフレーク
快適船タチウオテンヤSS40号 早掛けバージョン 紫ゼブラ?驚

朝一は、従来からのテンヤを選択。そして、発売直前の(もうすぐお店に並びます)早掛けバージョン。この後でまた書きますが結構な出来事が・・・。

とにかく波が高いので、竿先のテンションが全く保てないので苦労しましたが、なんとか長いストロークで誘う事によりテンションを保つ努力をしますが、アタリナシ・・・・・・。そして、今度はテンションを保つためにショートストロークのstop&goをステイ短めで誘うと・・アタリ。でも二度目のアタリが全く来ません。

どうしたものか??と悩んでみますが、先日のテレビ大阪の「the fishing」の取材時の事を思い出しました。

実はその日は、私はアタリが全く出ず困っているのに、取材演者のダイワスタッフの宮澤さんと西村さんはポツポツ当たりが有り、そして数尾getしたのです。その時使用していたのは、『早掛けバージョン』でした。あまりのアタリの違いに驚いたのを思い出し・・・なら使ってみようかと・・。

正直な所、今まで私は小針のテンヤに対しては否定もしませんが、肯定もしないスタンスでした。実は私も以前、小針のテンヤを自主制作して使用したのですが、アタリは多くなるのですが・・・私の作った小針のテンヤは掛かりがイマイチ、そして掛かってもバラシ連発でした。そしてある船宿の船長も制作して使ったけど・・・やっぱりという私と全く同意見でした。

ですが、先日の「the fishing」の件も有り使用すると・・・。今回はアタリが多くなる結果は明確には出ませんでしたが、明らかに追いが違いました。当然シャンクが短くなりゲイプ幅が狭くなった針はタチウオ様に違和感を与えにくく、追いが良くなったのだろうと実感。その後はこのテンヤしか使わず・・・

そしてこの早掛けバージョンはフッキング率が小針なのに高めです。途中で細軸の針と太軸のシャンクを継いであるのですが、それには実は理由があるらしく、フッキング率を上げたい理由で針は細軸にしたい。でもシャンクも細軸になると強度が問題になるようで、良いとこ取りをする形で途中で継いであるようです。言われてみれば妙に納得。当然サクサス加工の摩擦係数は低めの設定により、ツルツルです。

ただこのテンヤがどんな時も良い訳ではなく、欠点も有るので使い分けが超重要です。小針の為にやはり残念ながらバラシが多めですので、取り込みには細心の注意が必要です。ただ、そのバラシ率と低活性時のアタリ率を相殺しても恐らくアタリ率がプラスに働くと思います。

ですので高活性の時は、普通のシャンク長とゲイプ幅のテンヤを使用する事をおススメします。
すみません、船酔いが強烈で意識もうろうとしている写真です(笑)

そしてサイズアップ。明らかに釣るペースが上がっていきます。私の中で小針のテンヤのイメージが一新する出来事でした。これはどうやらこれから始まるタチウオキングバトル予選会でも、TPOに合わせて使い分けると相当な力を発揮する予感がします。

・・・・そして、私はこの後に吐き気、怠惰感に陥り・・・椅子に座ったり、床に寝たり、キャビンで寝込んだり・・・・約1年ぶりの船酔いです。

船長や中乗りのK氏が声を掛けて頂きますが・・・返事もキツイww。そして、トイレに行こうと思えど段差を越えるのがツライ・・ww

見るに見かねて、釣り友さんや同船者の方々が色々とお声かけ頂いたり、薬を出して頂いたりと・・・。中乗りK氏は「山口さん、顔色ヤバいで!」と連呼(;^ω^)

そして・・・そのまま夢の中へ・・・ww。約1時間の夢旅行wwを済ませて最後の50分頑張ってドラゴンズを狙いますが・・・・、やはり棚は中層の底から20m付近・・・・。そして時折30m上でも当たったりと・・・。

何とか2,3尾GETして、最終釣果は7尾でした。

そしてご一緒させて頂いた釣り友さんのお友達もGET

ちなみに‥今日は・・・なんと‥‥約5時間30分の間・・・底取りは1度もしておりません(笑)

ずっと中層の棚を狙い撃ちしておりました。これには「船酔い」という予想外な理由から着底まで待ってサミングしているスプールを見ていると気分が悪くなりそうという理由があった事は内緒にしておきます(笑)

そして港に帰港していると同船した方々から私の体調を気遣って本当に優しい言葉を色々と頂き、またいつもこの「タチウオマニア」を楽しみのしてくださっている事をお聞きし、そして「もっと詳しく解説してください!!」とご意見をお顔を見ながら頂きましたww。

私・・・まぁまぁ詳しく書かせて頂いていますが(;^ω^)、もっと分かりやすく、そして皆様に楽しく見て頂けるように頑張りますーーー。

また、今日は一年に一回あるかないかの大失態をしましたが、揺れの少ない胴の席を空けて頂いたり、荷物を運んで頂いたり・・湊丸のスタッフの方々や、同船者の方々の対応に本当に感謝致します。「有難うございました」。

そうそう、ちょっと耳より情報ですが、今回出荷分の快適船タチウオテンヤSSの早掛けバージョンの中に・・・実は・・遊び心満点の試みが・・あるようです。どちらに出荷されるか分かりませんが・・・・

紫ゼブラ・・ならぬ、ピンクゼブラを一部入れてあるらしい・・・・ww。昨年は入手困難だった紫ゼブラ。そう聞くと、私もご無理を言ってそのピンクゼブラを今回は使用させて頂きましたが・・なんとタチウオ様に持っていかれてしまいました(;´Д`)コアラのマーチの眉毛バージョンみたいな感じなのでしょうか??笑

もし見かけた際は、ご興味のある方は是非!発色が非常に綺麗で私的にはこちらの方がお気に入りかもww。私的には新色として発売してほしいと思いますww。

最後に、決して宣伝ではございませんが(笑)8/24(金)発売の釣場速報に先日のダイワ取材に同行させて頂いた際の私の釣行内容の原稿を掲載して頂いています。

比較的潮の大きな日の対処法のような原稿に仕上げてあります。是非、ご購入の上ご覧いただけると有難いです( ´艸`)

また、今週号の釣り速には

2018タチウオキングバトルの予選会の全日程が掲載されています。今年の予選会は更にスケールアップ。是非、気軽に参加するも良し、本気で参加するも良し、お時間を作って頂いて楽しい時間(ある意味、苦しいかも(;^ω^))を過ごしてみるのは如何でしょうか??