毎年、9月、10月は釣りに行く回数が多く釣行費も去ることながら、ETCカードの支払いの凄さに驚く山口です(;´Д`)
さて、今年の大阪湾タチウオキングバトル2018予選会。昨年辺りから予選会のレベルが明らかにアップしていると本当に感じます。TKBの知名度も上がり、そして益々流行の兆しを見せるテンヤタチウオ。
最近思うのはどこの予選会に伺っても、必ずスゴ腕さんが居られます。お顔は存じ上げなくても釣りを見れば一目瞭然です。適当に釣りをして予選通過出来るほど簡単ではございません。それも、予選通過は一回につき1名。そうそうマグレは起こりません。そして実力だけでなく運も兼ね備えないと通過出来なくなっていると痛感します。
今回は泉南・岡田浦の湊丸さんへ伺いました。昨年も私はこちらの船宿さんで予選通過。私の定宿でもあり、私のラッキーspotです。
私は今年のTKB予選会は既に3回臨みましたが惨敗。今シーズンのタチウオ攻略は本当に難しく、パターンらしいパターンも見つける事も出来ないままに終わるという状態。そして、回を重ねる事にいわゆる「負け癖」のようなものが付くのが怖くなり、思い切って戦略を練る事も出来なくなり負の連鎖に陥る自分自身を感じていました。
そして今回が4度目の予選です。
ですから、今回は悩む事はせず「一から出直そう」と心に決めて予選に参加しました。
そうあれです!!
しかし・・・・今回の13名の参加者を見ると・・・・・スゴ腕のファイナル常連さんや、ファイナルの表彰台経験者・・、そして色んな船宿さんの釣果情報でお見かけする上手な方も・・・・「アカン、メンツが結構キツイ・・・・」と溜息をつきましたが、運命の座席抽選。
最近はタチウオキングバトル予選会3回、そしてタチウオ甲子園1回の合計4回、すべてが胴のド真ん中を引き当てるという離れ業を披露してトラウマになりそうです。普段はクジは左手で必ず引きますが、今回は右手で!!!「頼む!!贅沢は言わないから、胴のド真ん中は勘弁して」と思い願いを込める・・・・。「神様、仏様、タチウオ様・・」とお願いしながら・・・
左舷トモの席GET!!とびっきりの良い席です。スーパーチャンスがやっと私にも巡ってきました。
今日!確実に決める!!と意気込んで乗船です。
船はやる気マンマンの釣人や楽しみながら参加の釣人を乗せ「あーでもない、こーでもない」とポイントに着くまでワイワイ騒ぎながら洲本沖へ向かいます。
午前7時前に洲本沖、水深60m後半で釣り開始。
私は始まる数分前から「今日は必ず!」と自分を追い込みます。余りのわたすの今シーズンの釣果の悪さから釣り友や船長が気を遣って毎日のように連絡を戴き、叱咤激励も戴きご迷惑をお掛けしている状態。そして何より自分自身が例年のように上手くいかずに考え込んでばかりで本当にしんどかったのが本音です。「たかが釣りの大会やん!」と思う方も居られるかと思いますが、私はやるなら本気!だから面白い!と思っております。
そんな事を自分に問いかけながらの釣り開始でした。
普段のメインロッドはコレですが↑
今回は、潮周りが良い事、そしてどうやら朝方はトリッキーな誘いを演出する方が当たりが多いだろう。そして小型のアタリのファーストコンタクトを掛けに行こうと思い・・・・
こちら↑で始める事に・・・。久々の197AGSに「アレ??これ誰の竿」ってぐらいに感覚が違いますが、ただ単に掛けるという能力については素晴らしいポテンシャルを持っている竿ですので、気分転換も込めて使います。昨年までの私の右腕のロッドで困った時の頼りになる存在です。
そして、朝一は底取りなど全くせず、底から10m上の水深55m付近から探索開始。
なんと、50m付近で早速当たり!!思い通りの展開に驚きながらフッキングをするも「空振り」そして、追いかけてきてくれたので再度・・しかし乗らず・・・空振り連発のブンブン丸ですww。
どうやら餌が無くなったような軽さを感じて上げてみると、全く餌なし・・・笑。それもサンマ餌なのに・・・。
そして2投目も52m付近で「クックッ」と小さく引っ張る当たりを軽くフッキング・・・掛かりました。周りを見るとみんなでフッキンング合戦ですが掛かってない様子。
久々のロングレングスの197AGSは絶妙なフッキングが決まる優れもの。その後もチョコチョコGETするも、どうやらミヨシの方は連発の様子。
小型ばかりですが、逆にバラシもなく快調な出だしを切りました。完全にトモからの潮入りなのに昨日もミヨシの客が爆釣したと他の船長も言っていた通りに、ミヨシの方の電動リールが度々聞こえます。
水深60~75mぐらいですが、当たるのは35~55mの間の水深ばかり。水質も濁っており魚は完全に浮き気味。ある意味、私の得意なパターンですが、いかんせん小型が多すぎて空振り多めです。
ですので、電動微速巻きの8ぐらいを入れて早めの巻きと時折の軽いジャークでスイッチを入れながらの釣りです。これが面白いように決まります。次から次へと掛かり出し、完全にパターンを見つけました。
しかし、長くは続かないのが今年の特徴。
しかし今日は席が抜群、完全におマツリの不安が無いので、小さな分かりづらいアタリもフッキング!!そしたら掛るのです。
潮止まりを迎えた頃には既にツ抜けも達成し、明らかに左舷では私がトップだろうと分かるぐらいです。転流を迎え、ここからが勝負の時間。ミヨシ流れになるので、ひっくり返されないように何とか釣らないと・・・。
転流を迎えしばらくすると、今度は底付近で当たり出す。そしてアタリは綺麗で追いもGOOD。恐らくミヨシは爆釣に入ってるだろうと思い、私も必死のパッチです。
後で聞くと、ミヨシ流れになるとミヨシがさっぱり釣れなかったらしい・・・・・本当によく分からない状況でした。
そして、状況の変化を明らかに感じたので竿を持ち替えてEXへ・・・。そして最近発売したダイワ 快適船タチウオテンヤSS 早掛けバージョンを投入すると・・・アタリまくり・・・。ラスト30分、ある意味入れ食い・・・。その上、バラシ無し・・・。それもただの棒引きですww。
最後の最後にバチッとハマって嘘のようです(;´Д`)
そして12時の終了時間。11時頃からは「恐らく大丈夫だろう」と思っていましたが、後で後悔する事のないように時間いっぱいまで竿先に集中していましたが、終わった瞬間に脱力・・・・。
そして帰港、検量です。
また、参加者の皆様、そしてボランティアスタッフのT様、そして湊丸のスタッフの皆様お疲れ様でした。
私的には技術と言うよりも今回は本当に席のおかげでした。明らかに回りの方よりもアタリが多く大きかったと思います。予選会は4度目で今年は通過。本当に長かったです。私の場合10月に入ると誘いが合わず釣れなくなるので、何とか9月中に・・という想いも叶わず、そして周りの方々に色々な気を遣わせてしまい申し訳ありませんでした。
余りに予選通過まで長く、途中にタチウオ甲子園にも敗れ精神面もかなり疲れすぎて、本当は今からがスタートなのにゴールしたような気分ですww。でも本気で臨んでるからこそ、達成した時の充実感も大きくやりがいも有りますし、今後も出来る限りの時間やお金も使いながら頑張りますーーー。
このタチウオマニアをご覧になっておられる方の中には「一度でようか?どうしよう」と悩んでる方も居られると思います。10月もまだ序盤、予選会はまだまだ有ります。そして、実は後半の予選会は空きが多いのも事実です。是非ご参加して頂き、たまには約半日の釣果に一喜一憂してみてはいかがでしょうか?
私も11月のセミファイナルに向けて、必死のパッチで頑張ります。
最後に本当に予選会が始まってからなかなか通過出来ず困っている私に、色んなお声かけ、また逆に気にしないようにお声を掛けないように気を使って頂いたり、直球で釣り方を教えると私のプライドがボロボロになるだろうと気遣い、遠回しに最近の釣り方を教えて頂いたり・・と本当にお世話になった方々には感謝の言葉しか有りません。本当に有難うございました。