2018年12月16日。46歳の誕生日を迎えたその日、2013年に始めた大阪湾タチウオキングバトルの、6回目のファイナル。
今年は本当に変な年で、7~9月という、通常なら本番というべきシーズンは全然ダメで、大阪湾からタチウオ、消えてしまったんじゃなかろか…などと言っていたのがウソのような、10月後半以降のとんでもない爆釣モード。
というわけで、ファイナルも恐らくとんでもなく爆釣が予想されるわけで…例年に増しての熾烈な闘いが予想されるわけでして…
胸騒ぎを覚えながらの朝。
毎年、この朝を迎えるのが好きです。
大阪・泉佐野に集まった、実に888名の予選参加の中から激戦を勝ち上がった23名(1名辞退)と、昨年度のキング辻康雄氏を合わせた、24名の精鋭たち。全く頭が下がります。。
開会式を終える頃、三邦丸ヴェルデが泉佐野の乗船場に到着し、8時の出船。
洲本沖の100m前後で開始の合図。
この日は1日底主体の濃い~反応。朝から試合終了の14時までアタリはずっと続く…。その中でいかにミスなく、素早く確実に1匹1匹を獲っていくか?
例年のこの時期なら、冬場の低活性なタチウオにいかに口を使わすか?が大きなテーマとなるが、今年のファイナルはちょっと違う。
ピリピリしているわけではなく、みんな和気藹々なのですが、なんせアタリが多いもんだから息を抜く暇がない。したがって今までの決勝の中で一番静かな決勝戦でした(笑)
というわけで、詳しい釣りの内容は山口さんのブログにてどうぞ。
→ 山口的・・・2018大阪湾タチウオキングバトル決勝【待ちに待ったXデー】
こんな珍客も出ました!
トラフグ2.7㎏!!!!
持ってるのは当日スタッフをしてくれたヤマリアのサクちゃんこと櫻井君ですが、釣られたのは植原さんです。ちなみに。
後半、怒涛の勢いで追い上げていた隼華の鈴木あかねさん。
エサがコレ。
サンマを、サンマの肝に漬けてはる…。効きそうですね。
ちなみにテンヤはハヤブサのタングステン。
そんなわけで、途中はしょりますが、結果発表…
優勝 吉田昇平 62尾
2位 植原由樹 61尾(長寸107.4㌢)
3位 大西 勝 61尾(長寸98.6㌢)
4位 吉川元浩 60尾
5位 西野英之 59尾
6位 井口智道 58尾
7位 河崎健次 54尾(長寸105.5㎝)
8位 菊池雄一 54尾(長寸103㌢)
9位 三島吾郎 53尾
10位 森 晃二 52尾
(敬称略)
2018年の『大阪湾最強』、6代目タチウオキングの栄冠に輝いたのは、吉田昇平さん!このタチウオマニアのブロガー仲間でもありますが、昨年度大会では予選最多レコードを出し、さらにセミファイナルもトップ通過を果たした、超、超、超実力者。(吉田昇平氏のブログは→こちら)
ヨッシー、本当に本当におめでとう。
人間てこんな嬉しい顔ができるんですね、って思える最高の笑顔。
本業が超多忙な中、今年はシマノのフィールドテスターまでこなされ、ついについに奪取した栄冠。胸が熱くなりました。
で、その6代目キングの、当日の釣りがこちら↓
タチウオマニアの皆様、正座してご覧ください(笑)
詳しいお話はご本人から近日詳しくお話いただけるでしょうが、吉田氏の今回の決勝でのキモは、何といっても『巻きアワセ』だったというのが本人談でした。
前日のプラでタチウオの掛かりどころが悪くバラシが多かったことを踏まえ、いつも愛用している8:2調子メインロッドを捨て、急遽7:3に変更して挑んだとのこと。それって、物凄い勇気と決意ですよね(汗)凄い。
竿をシャクって合わせるのではなく、あえて軟らかい竿で、巻きで合わせる。これが当日の勝因だったとのことです。このへんの詳しいことは、ご本人のブログに託しましょう。僕自身もここらへん、とても共感できる内容でした。
上位3名のタックルがこちらでした↓
真ん中が吉田氏のタックル。
ロッド:サーベルマスターXチューンテンヤ73M190(シマノ)
リール:フォースマスター400(シマノ)
右上が準優勝の植原氏のタックル。
ロッド:極鋭タチウオテンヤSP197AGS(ダイワ)
リール:シーボーグ200J‐DH(ダイワ)
左下が3位入賞の大西氏のタックル。
ロッド:サーベルマスターXチューンテンヤ73M190(シマノ)
リール:オシア・コンクエストCT200HG(シマノ)
先調子全盛の今の大阪湾テンヤタチウオ業界の中、キング吉田氏と3位の大西氏のロッドが7:3調子の全く同じ物というのが実に興味深いですね。
さて、そんなわけで第6回目の開催となるタチウオキングバトル2018は、今年も熱く、アツく、楽しく賑やかに、今年1年のタチウオマニアたちの締めくくりの儀を終えました。
毎年楽しい仲間が増え、予選期間に入るとなんだか自分自身の活性も上がっていろんなことにやる気が出てくるような、自分にとっては、そんな大会です。
この大会を始めて本当にたくさんの素晴らしい仲間と知り合うことができました。これを始めなければ知り合うことのできなかったであろう、仕事も違えば住んでいる環境も違う人同士が『たかがタチウオ釣り』を通じて熱い気持ちをぶつけ合えることは、人生の宝だといつも感じています。
タチウオキングバトル参加者のみなさん、今年も本当にお疲れさまでした。よいお年を!