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小さな個体をいかに掛けるか?TKB予選【2018テンヤタチウオin大阪湾】

今回は、潮周りが良い事、そしてどうやら朝方はトリッキーな誘いを演出する方が当たりが多いだろう。そして小型のアタリのファーストコンタクトを掛けに行こうと思い・・・・

ロッド:ダイワ 極鋭タチウオテンヤSP 197AGS

こちら↑で始める事に・・・。久々の197AGSに「アレ??これ誰の竿」ってぐらいに感覚が違いますが、ただ単に掛けるという能力については素晴らしいポテンシャルを持っている竿ですので、気分転換も込めて使います。昨年までの私の右腕のロッドで困った時の頼りになる存在です。

そして、朝一は底取りなど全くせず、底から10m上の水深55m付近から探索開始。

なんと、50m付近で早速当たり!!思い通りの展開に驚きながらフッキングをするも「空振り」そして、追いかけてきてくれたので再度・・しかし乗らず・・・空振り連発のブンブン丸ですww。

どうやら餌が無くなったような軽さを感じて上げてみると、全く餌なし・・・笑。それもサンマ餌なのに・・・。

そして2投目も52m付近で「クックッ」と小さく引っ張る当たりを軽くフッキング・・・掛かりました。周りを見るとみんなでフッキンング合戦ですが掛かってない様子。

久々のロングレングスの197AGSは絶妙なフッキングが決まる優れもの。その後もチョコチョコGETするも、どうやらミヨシの方は連発の様子。

私もまぁまぁ釣れているので、離されないように慎重かつ大胆に誘いとフッキング。

小型ばかりですが、逆にバラシもなく快調な出だしを切りました。完全にトモからの潮入りなのに昨日もミヨシの客が爆釣したと他の船長も言っていた通りに、ミヨシの方の電動リールが度々聞こえます。

水深60~75mぐらいですが、当たるのは35~55mの間の水深ばかり。水質も濁っており魚は完全に浮き気味。ある意味、私の得意なパターンですが、いかんせん小型が多すぎて空振り多めです。

ですので、電動微速巻きの8ぐらいを入れて早めの巻きと時折の軽いジャークでスイッチを入れながらの釣りです。これが面白いように決まります。次から次へと掛かり出し、完全にパターンを見つけました。

しかし、長くは続かないのが今年の特徴。

しかし今日は席が抜群、完全におマツリの不安が無いので、小さな分かりづらいアタリもフッキング!!そしたら掛るのです。

潮止まりを迎えた頃には既にツ抜けも達成し、明らかに左舷では私がトップだろうと分かるぐらいです。転流を迎え、ここからが勝負の時間。ミヨシ流れになるので、ひっくり返されないように何とか釣らないと・・・。

転流を迎えしばらくすると、今度は底付近で当たり出す。そしてアタリは綺麗で追いもGOOD。恐らくミヨシは爆釣に入ってるだろうと思い、私も必死のパッチです。

後で聞くと、ミヨシ流れになるとミヨシがさっぱり釣れなかったらしい・・・・・本当によく分からない状況でした。

そして、状況の変化を明らかに感じたので竿を持ち替えてEXへ・・・。そして最近発売したダイワ 快適船タチウオテンヤSS 早掛けバージョンを投入すると・・・アタリまくり・・・。ラスト30分、ある意味入れ食い・・・。その上、バラシ無し・・・。それもただの棒引きですww。

最後の最後にバチッとハマって嘘のようです(;´Д`)

 

そして12時の終了時間。11時頃からは「恐らく大丈夫だろう」と思っていましたが、後で後悔する事のないように時間いっぱいまで竿先に集中していましたが、終わった瞬間に脱力・・・・。

そして帰港、検量です。

やはり、胴の間の方々は相当厳しかった様子。

私の釣果は28尾。やっとやっとの事で2018 TKB予選会を通過しました。今回はくじ運のおかげで最高の席の上に、私のパターンにそれなりにハマり通過となりました。本当にホッとしました。

船長から、セミファイナルの案内状と湊丸名物の通過者への副賞として船長から高価なテンヤも戴きました。有難うございました。

山口 武久 投稿者の記事一覧

大阪湾のテンヤタチウオをこよなく愛し、即掛けスタイルを得意とする超マニアックタチウオハンター。大阪湾タチウオKINGバトル2014決勝大会3位入賞、2013年度、2015年度、2017年度、2018年度ファイナリスト。2018タチウオ甲子園(数部門)準優勝

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