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【きくりん’sリポート】大阪湾タチウオKINGバトル2019セミファイナル


準決勝当日、私の釣座は赤船、右舷トモから5番目の位置。

当日は右前が潮先になる状況。クジ運を磨くことはできないので…どこからでも這い上がれるようにと、これまで練習を積んできました。強風のためか、当日のポイントはアカマツ。

強者揃いの中でも自身の釣りを展開すれば必ず決勝にいけると、やってやると挑みました。

スタートし、予想通り右舷ミヨシの方のロッドがしなる。しかし、私には前日とは全く異なり、アタリすら出せません。

開始1時間程度で右舷ミヨシの方は7、8匹釣られていたでしょう。この間、全くアタリを出せず、腹をくくったはずの釣りに迷いが生じました。

迷いはいいですが、焦りはNGです。

そうしてやっとこさ釣れた1匹は、ボトムから超スローの電動微速(フォースマスター400でスピード2)。タナは、ボトムから5m程でした。

ここからは、より追いの悪い、低活性の魚を丁寧に釣るしかないと、小刻みジャークを封印し、超スロー巻き、もしくは超スローのストップ&ゴー作戦に。

今、思えばですが、リアクション要素激しめの誘いの展開も答え合わせの中で入れておくべきであったかなと感じています。

※実際、予選通過者の上位の多くは、リアクション要素を織り交ぜらた釣り方を得意にされる方が多くいたようでした。

中間発表でトップ10匹、私は3匹で折り返し。

前日の釣りを完全にリセットし、船中5位圏内(通過範囲)に入るため、少しでも浅いタナを見付けに勝負に出たところで、少しハマりました。

水深78mラインの、63m前後でのジャーク&ステイからのテンションフォールの釣りで、4連発。

4連発後、次のバイトも即ヒットするも、いつもの深追いを完全にされる前に掛けたことが原因なのか、水面9mで痛恨のバラシでした。その後も確実に取れたえあろう魚をバラシ…。

掛けてからのバラシを少なくする為の釣りを練習してきたのにも関わらず、ここに来てのバラシに平常心を保てなくなりました。この時点で勝負ありだったのかもしれません。

ラスト1時間でも巻き返しができた展開だったはずです。自身の弱さを克服できていませんでした。


反省すべき点は…

可児 宗元 投稿者の記事一覧

フィッシングライター。数年前に大阪湾のテンヤタチウオの魅力にハマり、2013年に大阪湾タチウオKINGバトルを発足。以来テンヤタチウオ関連の執筆、普及に勤しむ。タチウオマニア編集長。『釣場速報』元副編集長。朝日カルチャーセンター非常勤講師。月刊『つり人』、サンケイスポーツなどに執筆中。