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誘いやアタリによるタックルの選択肢。【大阪湾テンヤタチウオ 第50戦 今シーズンファイナル】

そして・・潮が若干落ち着き出し、90mラインへ移動。最近のアタリ方の特徴は、アタリは凄く小さく追いが悪い。その上、深場ではアタリを取りずらい。潮さえ飛んでなければ、そのような初期の小さな初アタリでもフッキングする方が掛かる確率も高い。そうなれば、間違いなく極鋭です。強靭で繊細なSMT(スーパーメタルトップ)は深場での繊細な当たりを取ると言う能力においては最高の竿だと思います。ロッドを極鋭にチェンジして1投目。

底から20m程上の棚で、「ふぁ」と一瞬の重みが抜ける。微速巻きをすると「クン、クン」と軽く引っ張るのでフッキング。

フッキンングした際にはあの極鋭の独特の「グッ」という反動が腕に返って来る。そうそう、これこれ、やっぱり極鋭やと・・・ウナリマシタよww。そして数分後にまたHIT。

私の後ろでは・・・なんと・・・嬉しい事に・・・このタチウオマニアをご覧頂いており、そして参考にして頂きまして・・なんとNEWリーディングを早速購入しました~と言ってくださったN氏がヒットです。今日がこのロッドの初使用のようです。

N氏はNEWリーディング82MH-185MT。私も実際にロッドを振らせて頂き、私の持つ82H-185MTとの違いを実感しました。特にこのMHモデルは汎用性が高そうな上、テンヤタチウオにおいては極鋭より優しい誘いや、タチウオ様が当たって来た時に違和感を与えるのが少なそう、そして使いやすい。値段も手ごろ。私も欲しくなってしまいましたww。

そして・・・この男も・・・

彼は極鋭タチウオテンヤSP197AGS。この竿の曲り・・・・極鋭の真骨頂です。

潮が緩みだすと、アタリも多くなり釣れ出す。でもアタリは本当に小さく、掛りが本当に浅く、餌も減らない。私も極鋭で、極小当たりをビシビシ掛ける作戦に出ますがポツポツ釣れる程度です。

そして、ブルーマックスさん恒例の速掛けtime。

この男・・・賞品取りまくり。根こそぎ行くようですww。

もちろん私も戴きましたよっ!!

そして今日の勝負の分かれ道はココからでした。

潮も下げ潮へと変わり暫くすると・・・・。急にアタリが多くなります。でも・・・皆さんは口を揃えて「掛けられない」と。私もフッキングミス連発・・。そういう時は・・・あの作戦へ。

取りあえず、即掛けスタイルは封印。そして、少し大きめの引き込むようなアタリのタイミングでフッキングする事に。そうなると、やはりこちらの竿(リーディングH-185MT)が良さそうです。やはりショートレングスのロッドは取り回しの良さから不意のアタリに対応しやすく、また疲れにくい。

 

水深85m 、誘い方は底から15~25mの棚をダイワの西村氏の提唱する『ジャーク & スロー』です。シーボーグの電動の微速巻き7ぐらいを入れながらの時折軽めのワンピッチジャークを入れます。この釣り方の肝は『止めない』です。西村氏は即掛けタイプのフッキングです。

この釣り方を私が最近使う理由・・・それは相手の当たる力を利用して最初の針先への取っ掛かりを作る為です。特に魚が小さな時は有効だと思われます。私は釣り全般において『ラインテンション』と言うものを凄く重要視します。これについては、テンヤタチウオだけでなく鯛ラバやエギングについても本当にそう思います。

ココから私の入れ乗りtimeスタートしました。でも、棚を見つけても(水深70mと65m)当たり棚を直撃して誘っても全く当たりません。その下の10mほど手前から誘いを掛けながら(どうやら下の魚が付いて来て当たってると思われる)そのアタリ棚で初期アタリを出すようです。そしてそこから丁寧に追わせて追わせて何度もフッキングミスをしながらフィッシュオンでした。

この時、この釣り方がこの状況にマッチしたのは間違いなく、このタックルによるサポートが大きいと思われます。周りがほぼ釣れない中・・・約30分~1時間 一人で爆連モード突入しました。おそらく今日のタチウオ様は新しいタックルがお好きなようですよww。

魚探には底から5m~15mぐらいの幅を持たせて真っ赤になる時も多いのですが、実は当たったのはその幅の部分では無くその上ばかり・・・。こんな事は実は珍しい・・・。普通はその幅の途中か下部分がメインです。・・が今回は間違いなく上です。タテポンと「上ばっかりやな~」と二人で首をかしげるありさまです。

山口 武久 投稿者の記事一覧

大阪湾のテンヤタチウオをこよなく愛し、即掛けスタイルを得意とする超マニアックタチウオハンター。大阪湾タチウオKINGバトル2014決勝大会3位入賞、2013年度、2015年度、2017年度、2018年度ファイナリスト。2018タチウオ甲子園(数部門)準優勝

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