瀬戸内のテンヤタチウオ事情【ポイント編】
皆様はじめまして、大西勝です。岡山県在住で主に瀬戸内で釣りを楽しんでいます。テンヤタチウオは始めて10年余りになります。
さて、今回から数回にわたり、瀬戸内のテンヤタチウオの特徴について少しお話ししていきたいと思います。
まず今回は「ポイント編」です。
さあ、瀬戸内のテンヤタチウオ釣りに出航!
広大なフィールド
瀬戸内のタチウオポイント(以降ポイントと略します)のフィールドは、東の徳島県鳴門沖から西の山口県周防大島沖までの間、距離にすると約230kmと広大です。この中に数多くのポイントがありますが、主なポイントを赤丸で示しました。
フィールドは大きく東部、中央部、西部の3つのエリアに分けられます。それぞれ水深や潮流に違いがあり、様々なシチュエーションのポイントがあるのが瀬戸内の特徴です。
ポイントまでの所要時間は、仮に、ほぼ中央に位置する福山から遊漁船に乗ったとすると、東西の端である鳴門沖・周防大島沖までの所要時間はともに2時間半ほどです。ポイントまでの距離感は、1時間までが近場、1~2時間が普通、2時間以上が遠征といったところです。
最近では、洲本沖や豊後水道にも行くようになったので、私も含めて距離感が麻痺している釣り人が増えてきています。
回遊ルートと釣期
瀬戸内でのタチウオの回遊ルートは、東西からの2パターンがあります。
年により若干の違いはありますが、東ルートは8月上旬に鳴門沖から回遊が始まり、西に向かって進み、秋に燧灘(ひうちなだ)に到達します。