話題の?!今永ジャークとは
そして、ある程度自分なりの答えが出て臨んだ2019年セミファイナル。
前日までの好釣果が嘘のように喰いが落ち、低活性状態の中、ジャークを抑えたスローな釣りを展開する方が多かったかと思います。
しかし、その中私は自分のスタイルを貫きました。
そのスタイルこそが先日の2019年大阪湾タチウオKINGバトル準優勝角井さんのレポート中にもご紹介いただきました『今永ジャーク』です。
ちなみに命名してくださったのは船釣り、タチウオ釣りではおなじみの三石忍さんです。
一体どんな誘いなのかと言いますと、
ハンドル半回転~1回転&ジャーク×2回(高速)+ステイ2秒~5秒
基本的には今永ジャークとはこれだけです。
このジャークのみで狙いの棚を探り切るときもあれば、このジャーク+ストップアンドゴーやフォールなどを織り交ぜたコンビネーションにしてみたりとその辺は臨機応変に・・・。
そしてアタリがあれば、基本的には全て即アワセです。
このジャークと即アワセをすることによるメリットは…
①多くのタチウオの群れの中でも、特にやる気のある高活性個体に狙いを絞り、テンポの速い釣りが展開できる
②魚はいるけれども口を使わない低活性時に、魚の本能を利用したリアクションバイトを誘発できる
③追いのない時or追いの距離が短い時にも、即アワセ、即掛けをすることでフッキングチャンスを増やす。またフッキングに失敗した際にも初アタリでテンヤを逃がしているため、リアクションバイトを誘発しやすくなり、2次チャンスの可能性がある
④エサへのダメージを最小限に抑えられるため、手返しよく釣りができる
2019年セミファイナルに関しては、上記の②が特に当てはまったかと思います。
半分博打的な釣りにはなりますが、ハマれば爆発的な釣果が出せる釣り方であると思います。
これがセミファイナル36匹トップ通過できた全てです。
ちなみに、このジャークと即アワセのデメリットは…
①掛かり所が浅くなるため、バラシのリスクが増える
②手首への負担が大きく、また即アワセのため、常に集中力を要し、神経がすり減ります(今永ジャークによる腱鞘炎にはご注意を…)
角井さんのユンケルではありませんが、湿布のご用意をお忘れなく(笑)
ちなみに私のメインタックルは、
ロッド:サーベルマスター X TUNE TENYA 91H160(シマノ)
リール:フォースマスター400 (シマノ)
ライン:PE JIGGER ULT 8本組 (サンライン)2号+リーダーフロロ8号
テンヤ:掛獲船太刀魚テンヤ(オーナーばり)
ロッドに関しては、強烈な高速ジャークを行いやすいよう硬い調子かつショートロッドを愛用しております。