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獲ったど~ タチウオ甲子園2018FINAL参戦記

回りを見ると、左横のK氏は今年のダイワタチウオパーティ準優勝、そして2人横は忍姐さん、そして裏側のトモは昨年のタチウオパーティ優勝の立野さんと・・・そしてオオトモは昨日もセミファイナルに出場されていた方で直ぐ近くだけでもタチウオマニアでいっぱいです(笑)

その上、ミヨシを見ると一番のミヨシはハヤブサ菊池氏、そして見るだけで分かるぐらいにTKBで顔を合わせる猛者たちが沢山居られます。

そして洲本沖の北側 水深80m付近で釣り開始。

正直、この席を戴いたのだから私は本気モード。一発目から飛ばしていく予定。

午後便ですので、朝一番とは違い魚が浮いている確率も低いので底から丁寧に探っていきます。恐らく底付近で当たるのでは?と思っていましたが、当たったのは底から15m程上でした。

いつもの1.5m刻みのワンピッチスタイルのステイ中に「スコ――ン」とテンションが抜けフッキング。幸先のよいアタリで掛かったものと勘違いして巻き上げるも、掛かっていません。完全に焦っています。

昨日も焦りから朝一番に色んな大失態をしたので、気持ちを落ち着けるよう心がけます。釣りは本当にメンタルが大事なスポーツです。分かってはいますが、なかなか思い通りには行きません。

しかし棚を見つけそして、どうやらステイよりも微速巻きを加えながらの誘いが良さそうだと思い続けると、次々と掛かり出します。今日はバラシはそんなに多くは有りません。

このまま極鋭197AGSで乗り切ろう!!と決断。そして完全にパターンも掴み波に乗りかけた瞬間に・・・なんと穂先が折れるアクシデント発生。

メタル部分の2番目のガイドからポキッと・・・ショック大。

実はこの197は昨年の8月から使用を始めましたが、約60回ほど使用する中で2度ほどテンヤを巻き込み金属疲労を起こして曲がっていました。本来普通のカーボン穂先のロッドならその巻き込みの時に折れるところですが、メタルトップは耐久性が高くそのまま何とか使用できる状態でしたので使っていましたが、ここにきてメタルトップの寿命を迎えたようです。自分でも分かっていましたが、大好きな197AGSでしたのでショックは相当大きかったです。

そして、それが大会中という・・・・大会には魔物が住んでいるらしいです(忍姐さん談ww)調子に乗りかけた時にトーンダウン。

そして、昨日のTKB通過の重要なファクターになったタックルにチェンジ。

ロッド:極鋭タチウオテンヤSP EX AGS 178(ダイワ)

リール:シーボーグ200Jk(ダイワ)

昨日はこのロッドが状況にドンピシャでしたが、今日は若干様子が違います。バラシは少なめ、ステイ中に即掛けしても普通に掛かります。そうなれば197AGSのブランクの強烈な張りを利用して掛けた方が早い勝負がつくのです。予備の197AGSを出そうか悩みますが、少し様子を見る事に・・・・。

 

すると本当にラッキーな事に、アタリは遠のき始めて、そして追いも悪くなりだします。そして、そうなればあのテンヤへ変更が私のセオリーです。

そう、船快適タチウオテンヤSS 早掛けSPです。

底から丁寧に微速巻きをすると コンコン小突いて来ます。はやる気持ちを抑えて、竿が大きくお辞儀するまで待つ事に・・・・。すると、結構なペースで釣れ出す。

でも、この速掛けSPは掛かった後にゆっくり上げて来ないとバラスリスクも高いので慎重に上げてきます。

そして、コツコツと数を稼いで中間発表・・・トップで20尾らしいと・・・。私はその時17尾。

もちろん射程圏内です。

山口 武久 投稿者の記事一覧

大阪湾のテンヤタチウオをこよなく愛し、即掛けスタイルを得意とする超マニアックタチウオハンター。大阪湾タチウオKINGバトル2014決勝大会3位入賞、2013年度、2015年度、2017年度、2018年度ファイナリスト。2018タチウオ甲子園(数部門)準優勝

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