『大潮周り』と『濁り』〈テンヤタチウオin洲本沖/第29戦〉
テンヤも夜光塗料モデル、夜光塗料ナシモデル、二つの中間のモデルと・・・色々試します。今回は餌も2種類用意。自作の生サンマと、練餌海道さんの「KINGドラゴン」。
しかしアタリは、突然無くなり出し・・・・追いもナシ・・・・。その上、キツイ濁りに悩まされます。アタリは時折有りますが、追いが一切なし。出会いがしらの「ゴンッ」で終了です。大きな潮の日の特徴です。
潮回りと言うのは、大潮→中潮→小潮→長潮→若潮→中潮→大潮と約15日のサイクルで変化します。それが新月周りと満月周りで約30日の1サイクルになります。一般的に潮が大きいとは、干潮と満潮の潮位差が大きな事を意味して、また流速も速くなる傾向にあります。
タチウオ釣りにおいては、一般的に小さな潮が良い言われています。干満が激しくなり、流速が速くなるとタチウオ様は遊泳力が弱く捕食がしにくくなるようです。また神戸沖、洲本沖も共にポイント的には底質が、砂、泥、砂利混じりで流速が速くなり干満の差が激しくなると濁りが入り、釣れにくくなるのかも知れません。
船宿さんによっては、小さな潮はタチウオ、大きな潮は青物など釣り物を変えたりする事もあります。ただ、さすがの大阪湾イチの人気者のター様は釣れにくいとされる大きな潮回りもお客様はいっぱい・・・・・そうなれば、どうすれば釣れるか?私もいつも攻略法を考えていますが、なかなか答えが出ません(笑)。
私なら、釣れてくれと神頼みに走ります(笑)
ただ、濁りと言うのは朝に大変濁っていても潮変わりを迎えたりすると随分軽くなる事も多く、その少し良くなった時に集中して釣る事により釣果を伸ばす事も出来ます。船長も濁りなどが入った時は、濁りの影響の出にくい浅場や、濁りの少ないポイントを探して頑張ってくれています。ちなみに私の感覚では、特にこの時期の大潮周りは満潮へと向かう潮で濁りが入りやすいと個人的には思います。出来ればその潮の時間を外して釣りをしたいですが大潮後半→中潮に掛けての日は、午前中にこの潮時がバッチリ当たってくれます(笑)その上、この時期は午前中の潮が速くなる傾向も有りダブルパンチ。ちなみに、大潮後半→中潮にかけて流速が速くなり過ぎて釣りにならなくなり、洲本沖ではなく地の島沖にポイントが変わるのもそういった理由が主な原因だったりします。
私のような船釣りの乗合船の釣人は、ただ船に乗ってポイントに着けばテンヤを落として釣れた、釣れないと言ってるだけですが、プロの船長はこの辺りの情報も収集して最適なポイントに船を流す事をしているからこそ、大潮周りでもタチウオ釣りは成立しているのだと思います。